クラシック好き、まさに音楽をやっている人なら、この小説の面白さを普通以上に楽しめるのでは?

たまたまAmazonで見かけて表紙買いしちゃったのだが(笑)。
特に有名な作家さんではないのだが、
「音楽学校でのチェロ弾きのちょっと生意気な男子高校生の青春像を描く」
という紹介のフレーズで迷わず、購入ボタンを押してしまった。

この作品は3部作で
第1巻 合奏と協奏
第2巻 独奏
第3巻 合奏協奏曲

とまるで、クラシックコンサートのような構成(大作品)。
今、ちょうど第1巻を読み終わるところだが、音楽学校の舞台や実際のレッスンや合奏の様子が結構細かく書かれていて、面白い。
(「へえー。試験ってこんな感じなんだ」とか「普通科」と音楽以外の科目は軽んじられているだなんだの・・)

自分は専門教育をうけたわけでないので、このような教育環境にはあこがれているんだが、音楽家を目指す学生たちの心の葛藤や、仲間との絆などがその世界なりに存在してることを、教えてくれている。

作家自身が洗足音楽学園高校出身で、チェロを弾いていたらしいので、道理でリアルだと思ったのだが、彼の経歴は大学から日芸の映画科。。
つまり、音楽から身を引いてしまった人らしいのだ。
インタビュー が掲載されている)

その経緯は、今後の小説に出てくるのかまだわからないが、作家の藤谷さんは「敢えて逃げてきた音楽」について書こうとした思いは、何か特別なものなのだと思う。

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏/藤谷 治
¥1,680
Amazon.co.jp

とりあえず、これを読み終わったら、次の第2巻へ。
WEBにも掲載 されているようなんだけど、本でこれはやっぱり読みたいな。

ちなみにタイトルの「船に乗れ!」はニーチェの言葉らしい。
哲学って良くわかりませんが。。