今日は、かねてから観たかった映画『闇の子供たち』 に行ってきました。
アジア(舞台はタイ)で現実に行われている臓器売買・子供の売買春問題がテーマなだけに、観るのも覚悟していましたが、最後には「絶望」と「衝撃」しか残りませんでした。。
興味本位で観ると、ノックアウトされますので、ご注意ください。

映像は、今までのTVなどで潜入取材とされる報道番組よりも、際どくとても残酷です。
子供が大人に虐待されるシーンも隠さずあえて、リアルに見せます。
ぎとぎとの脂ぎった白人男性の毛むくじゃらの裸体には、吐き気をもよおすほど。
彼らに組み敷かれた後の哀しい目をした、子供達の目は死んでいます。。
なんとなくしか知っていなかった現実がより、リアルになって心に残りました。

小説をベースにした映画作品ということで、このシーンはフィクションだと自分に思い込ませるのがやっとでしたが、実際にこのようなことが、アジアの各地(世界のどこでも)行われていると思うとやるせなくなりました。
虐待する側、客としても日本人が多くいるという現実も・・。
そんな人が私たちの普通に身の回りに生活していたりするというのも怖いですね。


私たち一人ひとりが、何をできるのか?考えると及び腰になるのも確かです。

実際に、売春や臓器売買を止めさせることは、現実的に難しいし
彼らの生活を保障するものは、「金」で、それをどれだけ払えば済むのか、といえば規模が大きすぎる。。

国策や支援でどうにかしろ・・といったとしても、末端の生活をしている人の生活はどうにも変えられない。
やってはいけない、と声にすることは簡単だけど、、その先の何をも行動できないもどかしさを感じた日になりました。

最後に、この映画を作った監督・俳優さんたちの勇気にリスペクトしたい。
実際に、撮影中、マフィアなど危険な目にあいそうになったとか。。
情熱だけでなく使命を感じました。

この映画に関してはヒトコトで感想が収まりません。。
拙い感想で申し訳ありません。