水曜ドラマの「斉藤さん」。
何とはなしに観はじめたこのドラマ、けっこう面白い。

観月ありさが演じる、斉藤全子(まさこ)。その名の通り、「斉藤さん」が、他人にへつらわず、弱者をいじめる悪い奴らにも敢然に立ち向かう一児の母親。
ノーテンキな幼稚園のママ友とも決して群れず、不良高校生たちにもカラダを張って子供を守る主人公の姿は、見ていて清清しい。
もうひとりの主人公、同じ幼稚園に通う子供の母、マノさんがママ友から浮いている存在の「斉藤さん」に惹かれていく様子が興味深いです。

※こういう正義感あふれる役って、クールな役がはまる篠原涼子なんかがやってもよさそう!
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この話の原作、マンガも買ってみました。
ドラマは、マンガに比べるとかなり演出を大げさにしてます。ドラマの斉藤さんは、「正義のヒーロー」きどりではなくさらっと「主張」している程度だし、マノさんはドラマのミムラのようにモジモジしていません。

悪いことを「悪い」と堂々といえなくなってしまった今の世の中。
昔は、必ず注意する人が居たけど、今は反対に仕返しされて怖い目にあうから、みんな見てみないふり。

『子供のために、こんな世の中にしていいのか?』
という斉藤さんが周りの母親たちに言うメッセージは、グッときました。

今はキレる子供に殺される親の事件も、こういうことが積み重なってきた結果でしょうね。
斉藤さんのように、なれっていうのはちょっと無理だけど、決して日和見主義だけには絶対ならないようにしようと思った次第。
(私も、たまに悪い奴らにムラっとしますがプンプン、口まではなかなか出したことはないです・・)
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