メイキング・オブ バルトの楽園
連休3日のラスト・DAY。
われらが健さん(松平健)主演の「バルトの楽園」を観にいってきた。

第1次世界大戦後、日本の捕虜になった四国のドイツ人収容所の兵士たちと、それをとりまく日本人のストーリー。
日本で最初にベートーベンの「第九」が演奏された場所ということだ。
予告編のときに、その第九が激しく流れて、「感動の嵐」!!
というかなりのPRぶりだったので期待してみたところ・・結果は、








う~~む。
いまひとつだった。汗


日本映画では、最近当たりの作品が多いだけに残念な結果。
(期待が大きすぎたかも)

健さんは、やっぱり時代劇の将軍様のほうが似合いますね。
松江という収容所の所長役なんだけど、ちょっとあっさりと品がよすぎ。
どうでもいいんだけど、、大事なポイントの口ひげは、スポンサーの「アートネイチャー製」。ww。

ドイツ人の俳優陣は、「ヒトラー最後の12日間」のブルーノ・ガンツをはじめ、かなり大物を取り揃えたようだ。
中でも、ドイツのブラッド・ピットと呼ばれている人も起用している。。
でも、でも、日本映画の中に取り込まれると、日本語をたどたどしく使うへんな外人に変身。。
(パンフみるまでは、単なる日本にいるヘボ俳優だと思っていました)
せめて「ラスト・サムライ」のトム様のようにアーティスティックな感じに撮ってほしかったな。

肝心の第九のシーンも、とってつけたような演出で挿入された感があったし。
主演の2人は、肝心の4楽章の場面に観客席から居なくなるんですよ。(感慨にふけるシーンなんだけど)
おいおい・・最後まで聴くのがルールなのでは?とおもうんだけど。。あせる


とにもかくにも演技はいまひとつなものでしたが、このベースになった史実はとても興味深い。
捕虜といっても、ドイツ人たちは収容所で、パンを焼いたり音楽を弾いたり、地元の日本人と交流したりと、とても寛大な対応を受けていたこと。
所長の松江豊寿という人物は、最後の倒幕をしかけた会津藩士の末裔で強い志をもって、当時の軍の厳しい規制からドイツ兵を守っていたこと。

当時の日本では、考えられない。
そんな事実におどろきましたねえ。アタシは。






公式サイト バルトの楽園