戦場のアリア

連休最終日、雨。
今年のGWは、特別に何処へ行くというわけでもなく、普通に過ぎていくようだ。

恵比寿ガーデンプレイスに、映画を観にいく。
(いつも行っている場所だけに、出来れば休日は避けたかったが・・)
観たのは「戦場のアリア」。
第一次大戦中に、独・英・仏の兵士達がクリスマスイブに休戦し、お互いに友情を交し合ったという、本当にあった話。

主演は、最近CMでも見かけるダイアン・クルーガー。戦地に向った夫を一人尋ねていく、勇敢な?ドイツのオペラ歌手という設定。残念なことに、歌声は吹き替え。。
確かに極寒の戦地で生声を響き渡らせるには、難しいともいえる。

配役も、フランス人のギョーム・カネ(ザ・ビーチ)。ドイツ人は、「グッバイ・レーニン」の主役の、ダニエル・ブリュール、イギリスからはゲイリー・ルイス(リトル・ダンサー)と3カ国の俳優がそれぞれに個性を出して、熱演。

この3カ国、信仰がキリスト教という共通項もさることながら、ドイツ人がオペラでイギリス軍(スコットランド)がバクパイプで応酬。というのもイキだなーと思いました。
音楽は、一瞬に人の心を溶かしあう重要なファクターであることを実感。(サウンド・オブ・ミュージックでもこんな設定がありましたね)
ありがちなテーマなんだけど、やっぱりストーリーとして語り継がれると、響きます。

最後のシーンで、結局は戦況はモトに戻り、イギリスの司祭が、「ドイツ人は野蛮でわれわれとは違う。神の剣のモトに、正義を主張する(本当は違うでしょうけど、そのような意味のことを言っていた)」と言ってたけれど、人間の心は狭く勝手に神を解釈しているんだな、、なんて皮肉に思いました。


戦場のアリア オフィシャルWEBサイト
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