大停電

「3丁目の夕日」に引き続いての邦画づいてます。
「大停電~」は、「東京タワー」と同じ監督ときき、映像もさぞやキレイだろうというヨミで見にいってきました。

この時期にふさわしく、舞台はクリスマスイブの東京。宇宙を飛んでいる衛星の一部が、空から東京に落っこちて大停電に・・・。とイキナリありえない展開なんですけど、その「普通でない」状況での12人の男女におきた数時間の出来事がつづられていきます。

昔の恋人が忘れられないでいるバーのマスター、不倫で悩むOL、刑務所をでたら大事なモノを失ったいたことに気づく元ヤクザ・・個性的な老若男女、配役もトヨエツ、井川遙、吉川晃司、寺島しのぶ、原田知世とかなりの豪華メンバーぞろい。あ、あと宇津井健、淡島千景など、往年の俳優も固めてます。田口トモロヲがナレーションじゃなく、俳優として出ていたのも「あれこんな感じだったけ?」てな感じで新たな発見もありました。(普通の会社員役ってなんだか意外です)

展開が「ラブ・アクチュアリー」のように、クリスマスでの大勢の登場人物が絡み合うドラマというのが似ているという指摘もあったようですが、こちらはもっとしっとりした趣がある気がしました。今の幸せを選ぶがために、昔の好きな人への思いを何年も、胸に閉じ込めておく・・なんかどこかでムズガユイような愛情の表現方法は、ラブ・アクにはなかったかもしれませんね。

映像の撮り方も、何百個のキャンドルに照らされている通りや店のディスプレイはとても幻想的でよかったですた。おそらく、撮影は大変だったろうと・・・。(真っ暗闇を表現するのに、暗闇では撮影はできないですからね。)

家でも、久々にキャンドルを使ってみようかとおもいました。


「大停電の夜に」公式ホームページ