毎週土曜日に参加している「編集会議」ライター・編集講座
毎回、雑誌の編集長やライターの方が来て、自分の経験や仕事のポイントをしゃべってくれる。
活字の業界で第一線をいっている方々で、考察などもするどくとても刺激になっている。

今回は、情報誌「TOKYO★1週間」の奈良橋さんが登場。
サバサバして、話し方も気持ちがイイ、女性編集長である。

私は、この手の情報誌は昔と違ってほとんど読まなくなった。前は、必ず遊びに行くとしたら、必需品だったのに。でも、今はネットで情報はGETできる世の中になったので、わざわざお金を払って情報を得ることは少なくなったかな。。

さぞや、雑誌は苦戦してるのではと思い、質問を彼女にしてみた。

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「雑誌、「TOKYO★1週間」のような情報誌はWEBやフリーペーパーのような無料で得られる情報に淘汰されていくとおもいますか?」


奈良橋さん
「部数ははっきりいって、創刊当時より右肩下がりです・・どの雑誌も今は発行部数はさがっていますよね。

でも、ネットと雑誌の打ち出し方の違いはハッキリしています。
 ネット→検索性に優れている(これは勝てません)
 雑誌→選びぬいた情報。付加価値をつける。季節感ある内容。

なので、競合しようという感覚はあまり、ないですね。紙面をめくる楽しみを、読者にも与えられるわけですし。フリーペーパーは広告ベースなので、商品比較とかランキングはつけにくい場合があるけど編集部はあくまでも公正な立場でのジャッジもできます。
あと、雑誌社は基本コンテンツホルダーという強みがあるので、淘汰されるとは思ってません。」

とのこと。
確固たる自信・・うーむ、そうかそうか。

雑誌一冊にかける人やお金はWEBに比較すると、まだまだ多いようだし。
手間暇かけて物を作っている意識をもっているようだ。WEBだと、その辺がまだ甘いよなあ。。と再認識。

でも、時代はどんどんデジタルな方向へ向かっているのは、否めない。
雑誌も今までとは違うスタンスを求められてくるんではないですかねえ。。

この講座ではあくまでも雑誌・本の仕事をしたい人たちが多く参加している。
みんな、雑誌や本が好き!!という情熱が伝わってくる。
WEBとは違った活字の世界も、まだまだ人気があるんだな。
(私はWEBに浸かりすぎちゃっているんでしょうね)