最近、会社の近くのヨガスタジオに通いだした。といっても、忙しいので月に1回いけるか、どうかのレベル。
通っているとはいえないか。。。
ま、気軽に1回いくら、という感覚で空いてる時間にいけるのが、重宝している。

ヨガは、身体をストレッチしていくのだが、「気」という大気の流れをゆっくり呼吸をしながら身体の中に取り込んでいく。今まで、運動せずに使っていなかった筋肉が快い強さで引っ張られていき、その「緩む」という感覚がカナリ気持ちよいのだ。それがハマる原因か。
エアロビとは違って、鍛えるやら、激しい運動に耐えるということはなしに、自分のペースで(もちろん先生の動きを見ながらだけど)身体を動かせるので疲れない。ダンス系が苦手な私にはまさにピッタリといえよう・・。

この間、受けたヨガコースは「energy light」。もともとは「RELAX」という名前がついていたコースで、緩やかなペースで、身体を伸ばす入門クラスのようなもの。
先生が「あなたのからだの内側の声を聞きましょう」と始まりの挨拶に一瞬「瞑想するの?」と違和感を感じたが、背後に流れるヒーリングミュージックとアロマの香りにすっかり「ヨガ」の異世界へつれていかれたのでした。(先生が、しずかに響くしっとりした声の持ち主だったので、より自然に感じられました)

でですが、ヨガをしている最中、不思議なことに、背後に流れている音楽がすーっと身体の中に入っていく感覚が何回かあることを発見した私。
クラシックで「G線上のアリア」とか「カノン」など、あまりにもポピュラーな曲なんだけどその緩いメロディ(たぶんシンセで演奏してるのだろう)が身体の動きとあいまって、聞こえてくるのだ。
その感覚は、ちょっと自分でもビックリ。音の流れにそって、自分の身体も流れていく、そんな感じというのかな?
ヨガの一連のポーズの中で、ありえないエビゾリのような姿勢をするときでさえも身体は、「くるし~い~~」と悲鳴を上げつつも、頭の中はモンヤリ(?)と心地よい。
ただのストレッチや筋トレだったら、辛いだけなんだろうけど、ヨガは音楽と香りそして呼吸などいろんな要素とあいまって人間にとって快適な状態をうみだすんだなあと実感しました。

ヨガの後に、ゆっくりと身体を休める時間が10分ほどあるのだが、これもまた静かな音楽と照明をおとした部屋のおかげでリラックスできる。
こういうちょっとの仕掛けで脱都会的な癒し空間でのヨガが、今の時代すごく受け入れられるのがなんだかとても、わかる気がした。

やっぱ、私は相当疲れているのかも、と。ヨガに強く惹かれる自分を振り返ってしまった。


ヨガスタジオ YOGGY