4月に、今所属をしているアンサンブルの仲間と発表会にでることに・・。今回は、チェロとの二重奏(デュエット)である。
彼女は演奏暦が、1年ちょっと。私も音程が定かでなく不安要素もたっぷりだが、発表の仕方がいつもの文京シビックの練習室で、公開演奏みたいな感じなのでそこまで大々的なものでもないだろう、ということで個人で参加と大きく出てみたのである。
恥は2人でかけば、怖くないって、か?笑。
経験、経験。

・・とはいうものの、チェロ&ヴァイオリンの二重奏で、何を弾くか?と仲間と話したのだが。どちらも、旋律を弾く楽器であるので、なかなか手ごろなものがない。
実際、二重奏自体が20世紀以降に作られたものが多く、ブラームス以外知られたものも少ないときた。
CDで聴いてみた感想なのだが、普通二重奏だとどちらかがメインにたつというものではなく、2つの楽器がそれぞれメロディを交互に弾きあうパターンが多いのだ。
上手く絡みあわないと、勝手に走ってまとまらない演奏になってしまうから難しそうだ。

色々探して銀座のYAMAHAで、とりあえず目についたのが、このグリエールの「8つのデュエット」。あれこれ悩む時間もないということで簡単に決定してしまった。
(演奏するのは、その中のガボットに)

そもそも「グリエール」という名を聞いたことがある人は、いるのかな?(ヴァイオリンの先生にも、楽譜を見せてみたが知らないとのこと)
調べてみると、

グリエール
1875~1956 ロシアの作曲家で、プロコフィエフの個人教授をしていたことでも知られていたらしい。年代が示すとおり帝政とソ連時代の2つの激動の時代に生き、実は交響曲も3つも残している。革命後は、政府の要請により社会主義色の強い作品を残したことにより「御用作曲家」とも呼ばれたとか。。
ふ~ん、なるほど。革命音楽というのも、聞いてみたい気がします。

でもこの8つのデュエットは、まだ革命前の1908年に作られたということで、ロマン派の雰囲気を残した楽曲でとても華やかだ。
前奏曲、ガボット、子守うた、カンツォネッタ、即興曲、間奏曲、スケルツォ、エチュードと8つの表情を持った曲が並ぶ。


早速、昨日から仲間の家で音を合わせを開始。2人とも音を追うのが精一杯。
私は指が動かないし、チェロは後半から難しくなるらしくまださらえていない様子である。。
まあ、あと1ヶ月。なんとか間に合わせるしかない!う~・・

がんばるぞ。