この年になって、改めて自分のやってきた仕事ってなんだったんだろう?と振り返ってみることがたまにあります。広告3年半、WEB5年。やたらに年月だけは経ってしまったが、どこまで自分が進化できたのか?(退化してないことを切に願う)考えると、疑問です。

今まで、自分が「完璧だ!」と思えたデザインは一度もないし、実は自信をもって私の作品ですと、なかなか言えるのは少なかったり。
【お客さんには、そのまま大抵納品してしまうのだが・・、スミマセン】
やっぱり、クライアントのためやら、第3者の意見やらで本来の自分カラーって出せないから、なんていっても理由にはならないけど。本音です。

でも、私にとって、唯一、「デザイン」をすることを真剣にとりくんだ時期があります。
それは数年前、会社を退職して数ヶ月、NYのデザインスクールに行った時期。
まったく言葉がネイティブに伝わらなくて(英会話の効果もなかった)必死で作品を作ることだけに、没頭した毎日でした。
言葉では勝てないから、せめて作品でみんなに認められたいという思いで必死だったんです。
お金が無い中、美術館巡りをしたり(学生パスを持っていると安く入館できる)公園で絵を描いたりと、「デザイン」のためだけに時間を使えたなんて、今を思うとかなりゼイタクな時間の過ごし方。

大分経ってしまった時間だけど、結構今でも忘れていなかったりします。

一回今の自分の人生をリセットして、こういう時間を持ちたいなと思っているけど、
現実はそうはいかず。。日々の業務に流されています。イカンイカン。


でも、たまに、その学校のHPを見ては、「あ、今でもあのドミトリーは健在だなとか、コースは増えたかな」なんて思い出したりして。。
もうちょっと若かったら、もう一回いくのにな、なんて思っていたりします。
(今はデザインをする立場からちょっとはなれてしまっているしな。。なんって)

Parsons School of Design @NY