3連休は、芝居・映画・コンサートと、かなり盛り沢山のイベント続き。1日に2回記事を書くのも、どうかと思ったが、感動がまだ続いているうちに書いてしまおう!
(注;記事を書いたのは、10日です)

五嶋みどりさんの演奏会は2回目。今回も前回と引き続きオペラシティのコンサートホールである。しかも9列目のど真ん中。オペラシティの友の会になった甲斐がありました。。
みどりさんの演奏は、音がひとつもズレがないほど精巧で繊細。いわゆる天才肌の演奏家なのだが、ここ数年の日本や海外での子供たちへの音楽を普及させる活動を通して、表現に幅が加わってきているようなきがする。
また最近では、さほどメジャーでない現代曲にも果敢にチャレンジしている様子。

張り詰めた緊張感あふれる音も出せるし、やさしい情感に満ち溢れた音色も出せる・・そんなすばらしいアーティストになったみどりさんは、毎回聴くたびに、驚きを与えてくれる尊敬すべき演奏家である。


今回は、R・マクドナルドさん(ピアニスト)との共演。アルバムも、何枚か出しているパートナー。

前半は、ベートーベンのスプリングソナタとヤナーチェクのバイオリン・ソナタ
後半は、ドビュッシーとブラームスのバイオリン・ソナタ


ベートーベンは、曲名の通り、軽やかに楽しげに。ヤナーチェクは、大胆に力強くと対照的な曲の展開を魅せてくれました。特に、ベートーベン。先月発表会で、生徒の一人が弾いたのですが、やはりみどりさんが弾くと当たり前だけど、全然違った味付けになる。すごく繊細な曲であることが判明・・。


後半は、ドビュッシーとブラームスのそれぞれ聞き応えのある2曲。ドビュッシーにおいては、楽章ごとに展開が明るくなったり、やや幻想的になったりと曲調がめまぐるしく変わる。最後のブラームスは、一本のバイオリンから出ている音とは思えない迫力で聞かせてくれた。(細かい解説ができなくてすみません。)

残念だったのは、会場の構造のせいか、バイオリンの音がピアノにかき消されたことが度々あったこと。小さなピチカートは、殆ど聞こえなかった。。あとピアニストのペダルを踏む音が、舞台に響いて、時に耳障り。
オペラといってる割には、音の聞こえが悪いでござるよ~>オペラシティさん。
オーケストラが載ったらどう、聞こえるのかな。このホール。
(やはり音の聞こえ方では、サントリーホールが、一番良い!)


今回、もうひとつ現代曲だけを集めたプログラムが別日程で用意されている。(セット券で購入済み)みどりさんは、この手の音楽も自分なりに噛み砕き、独自の表現をするのが得意な方なので、どのように料理をするのか、とても楽しみである。

また、このブログで報告することにする。


五嶋みどり 公式HP