実はバイオリンよりも、チェロの音色の方が落ち着いていて好きだったりする。身体に響いてくる低音が、気持ちをあったかく穏やかにさせてくれるからかな。バイオリンは自分で習っているけど、構えて聴いてしまうことが多い。。
昨日はHMV渋谷のインストアイベントで、日本を代表するチェリスト藤森亮一さんの演奏を聞いてきた。N響の主席チェリストという実力の持ち主ということもあり、結構な人だかりだったがサイドの位置からしっかり見ることはできた。ラッキー!
演奏したのは、CDに収録されている

・シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ 2,3楽章
・ブラームス/バイオリンソナタ「雨の歌」1楽章

クリアだけど、とても優しい音色を出せる演奏家という印象。トークも、シャイな性格の方のようで、多くを語ることはなく、「いや、実は難しいので、普段この手の曲はあまり弾きません・・(アルペジョーネ)」とはにかみながら、言う様は好感をもてた。
CD購入者にはサイン会があるのだが、迷わず購入!「素敵な演奏でした~。ありがとうございます!」と話しかけると、「こちらこそ」とその後に静かにお辞儀をしてくださった。演奏も素敵だったが、人柄も、ホントに出来た方だ。
はじめ、このCDを藤森さんの大ファンの「チェロ弾きさん」にあげようかと思ったんだけど、なんだかもったいない気がしてきたぞ・・。

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