石田さんの作品は「娼年」にひきつづき2冊目。主人公が何者かに殺されて、肉体から離れた魂が「霊」となり現世に残り、自分の殺人の原因を探っていくというサスペンス仕立ての作品。主人公の「魂」は自在に、いろいろなシーンにとんでストーリーはスピーディに展開していく。今回は、エンターテイメントということで軽く読めてしまった。ちょっと心には残りにくい作品だったが。。