人 | 音鬼行く末ブログ
疲れを我慢していた。
ちょこちょこ顔を出す、居酒屋。
大阪丸出しのよそ者の俺を
みんなで暖かく迎えてくれる明るいお店。
厨房で働いてるダンディー兄さん。
何度かしか話せてないのに、
てっちゃん好きでさ~と言ってくれる。
人見知りだと自分のことを言う
ダンディー兄さん。
その兄さんに
渡したいものがあると厨房に呼ばれた。
少し照れくさそうに
俺似合わないから
てっちゃんにあげるよ。
と受け取ったのが
このソウルフライのキャップ。
ヘヴィ系好きなオッサン二人に
語らずとも熱い空気が流れた瞬間。
席に戻った俺は
ハンチングを脱ぎ
キャップを被り
込み上げる歓喜を抑え
疲れを忘れ
ひとり静かに燃えた。
人ってええもんやな。

