初めてだ…
こんなに戦いを意識したのは…
仕入れた薬物兵器を片手に
私は意気揚々と格安マイルームに向かい歩いていた。
この戦いが終わったらその時は…
キリッと冷えた缶ビールが脳裏に浮かぶ。
そんな妄想が私をより一層奮い立たせた。
やる。
やってやる。
覚悟しておけ。
ブロンズオイリーブリトニー。
玄関に辿り着いた私は、すでに薬物兵器の安全弁を解除していた。
分かりやすく言えばキャップ開けた。
もう戦いは始まっているのだ!
玄関を開ける!
トリガーに指を掛ける!
喰らえー!
プシュシュ~!
まずは虫の通り道となる場所へ表面が濡れる程度噴霧して下さい。
2週間程効果が持続します。
の攻撃~!
玄関周り突破!
続いて窓周り!
キッチン周り!
洗濯機周りぃぃ!
作戦は迅速に遂行しなければならない。
私は自らの身体にリスクを負う覚悟で挑んだ結果…
なんだか
ベロが
ピリピリするよ。
声が
遅れて
聞こえるよ。
いっこく堂すら巻き込む壮絶な戦い。
その戦いも終末を迎える時が来た。
そう昨日ブリトニーが立て込もった
ベッドの下…
そこに居るのは分かっておるぞ!
ブリトニー伯爵!
いざ覚悟せよぉー!
あブッシュゥゥー!
シュワシュシュー!
あシュッシュワー!
もはや袋の鼠。
逃れられる筈がない。
ブリトニー伯爵…
君が悪いんだ…
君の屍は私が見届けよう。
恐る恐る覗き込む私。
その私の心に
憂いを秘めた歌が
風のように訪れた…
90年代
日本ポップス界を震撼させたモンスターバンドのあの歌!
ZARD
ドゥクダンっ!
♪き~みがいな~い…
歌はそれから1時間にも及び
私の中でヘビロテされた…
完