どこまでも変貌した大自然界

奥能登の山野は荒れ果て久しい。

岸壁は崩壊し磐の隆起が変える。

それはどれも険しくも儚く美しい。

太古の息吹と造型をもたらした。

目にする景観を授かった福音。

人を拒む大自然の遺した試練の痕跡か。

人間は、己の変化を受け入れろと願う。

ならば自然界の変貌にも寛容になるのか。

この夏も猛暑の契り、広がる海の底は風が吹く。

生きていこう

これからの天命を識るためだけに。

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失われた地平線

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