今年の元旦以来、景勝地の千枚田より先の海岸線で山肌の崩落で国道249号線が埋没し隔絶され絶望。
ようやく工事により先月開通された緊急用の海のルートです。
これで救急搬送も市内から往来が可能。
進行方向(輪島市)の左手は、埋まった国道。
この迂回路は、なんと海中だった部分を工事して設営されました。
左側のコンクリート壁まで、波打ち際だったんですよ。
右サイドが日本海。

地殻変動による隆起は、こんな地形の変化を残していきました。
暫定の1車線とプラスされた面積の狭い車線を行き交えます。

ご覧ください!
地震による隆起の後に白い岩肌をした海底地形が露出した風景。
異様ですが、かなりの面積を美しくさえ思えます。

御陣乗太鼓で有名な名舟という地区、そして南志見地区に到達しましたが、曽々木や町野地区には全線開通しておりません。
そこも景勝地の窓岩や珠洲に向かうトンネルの崩落を伝えられています。
まだまだ国道も生活路の全面復旧も果たされていません。

長年、能登観光の海岸線として知られた景観は別次元の異世界。
知る人には驚きしか無い日本海の新たな顔でした。

臨時の区間から見上げる旧国道の路線。
このコンクリート位置にアスファルトの道路があったのです。
私の立つ場所は、本来なら海の中なんですね。

さて、そんな南志見地区に建てられる仮設住宅群。
長屋?タイプで、屋根もしっかりした長期居住仕様になってます。

これから猛暑も心配され、冬場など気候の過酷な能登半島。
水道の復旧も未だ達成されていません。
身を寄せるお年寄り達も快適に暮らせると良いですね。
復興には、長い道のりが待っています。

失われた時間に対し、新たな希望を育んでいけるのか心配です。
過疎の代表のような能登半島に平穏が訪れるのは…いつでしょう。

がんばりましょう
能登の皆さん!
彗星画廊☆写真集 HP
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