能登地震に古墳の被害?


能登島の遺跡を訪ねて

須曽蝦夷穴古墳 の震災後?
(すそえぞあなこふん)







能登半島地震による被災地では、
石川県の七尾市に近い島も被災しています。

中央付近で面積も最大の能登島。
道路などに損壊の痕跡がありました。

幸運にも和倉温泉の方面から能登島大橋側は島に渡れます。

遺跡群の整備された能登島なのですが、須曽蝦夷穴古墳の現在は。








古墳へと遊歩道に若干の痕跡がありますが無事に守られています。

外観も問題ありませんね、考古学上の貴重な遺物ですから安心です。








もちろん内部の石室も保全に問題なし。



定説のようですが?

科学的な根拠や裏付け無しの古代遺跡ですが、当時の土師氏の指導の元で地震災害などに遭いにくい土地を選定して造成されているのかもしれません。

年月の浅い家屋やビルディングが倒壊していることに比較すると、
人が何世代も体感した観測に基づく古墳など?割と安定度も高い。

この標高にまでは津波も来ないでしょうが?。
古代の地殻変動は、いまと比べてどうだったのでしょう。







現代まで遺された古墳。
確かに地震や災害で破壊され失われた遺跡も国内には多数あります。

もちろん蝦夷穴古墳も出土するまでは地に埋没していたのですが。

この土地は安定しているように思われます。






御霊の眠る石室の奥に、ひっそりと仄かな照明も灯っていました。
(設備にも問題なし)

さらに次の世紀へと謎も引き継がれる遺跡群。







美しい景観もそのまま

春になれば考古学ファンが観光や調査に訪れることでしょう。

さらに南下すれば、中能登町の山間部にも小田中親王塚古墳など巨大な古墳群があります。
最大級の円墳も?どうなったか気になります。

去り際に挨拶のように気持ち良い風が吹いてきました。

見知らぬ時代に生きた人と同じ感覚を共有できた気分になります。



幾世紀も越えて時の彼方から見守る人物を感じ取って下さい。










この彼方に広がる景色は、七尾市と海岸部の町など一望できます。










 

 

 

 

 

 

 

 

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