新年の気怠さを残す元旦の空気が戦慄に変わった瞬間の鳴動。
令和六年能登半島地震 の教訓も地獄絵も脳裏から離れません。
夕闇迫る団欒の中で激震に崩れる家屋、一瞬で押し潰された日常。

眼の前で家族を救えない人の心。
穏やかな元日と裏腹に闇と酷寒が支配する町で途方に暮れる住民。
考える間も与えない事態に救いを求めた急報も繋がらない自治体。
あまりに衝撃的な混乱と被害は、隣県はもちろん、県庁所在地まで鳴動と共に破壊していきました。
どんなに痛かったでしょう。
惨い運命に抗えない、親を子を救えないどころか我身まで重症。
そうした知人が幾人も亡くなりました。

被災した直後の暗闇を照らす呪わしい赤い焔が見えたといいます。
平成に起きた能登地震を踏まえ災害に備えていながら破壊される。
普段は大きな火災すら起きなかった能登の輪島市が猛火に包まれ。
水道網が損壊し、救助や消火どころか消防署も被災で麻痺状態。
亡くなった消防隊員もおられます。
無数の負傷者や圧死した人々には地獄以外の何物でもありません。

あれから僅かな希望を打ち砕かれながらも戦った現地の被災者。
破壊され尽くし移動も困難な県内を救援に向かってくださる人々。
陸路を遮断され多くの航空機が夜空を旋回していたそうです。
官民ともに昼夜を徹した災害への対応を挫けさせようとする余震。
疲労困憊し、瞬時に暗転した人生に落胆すら許されない地獄絵。

どれほど悔やもうと、神仏に涙しても虚しく消える冬暗い空の下。
暖冬傾向に豪雪こそ避けられましたが、現地に被害の収束は遠い。
僻地とは申せど、老いても穏やかに暮らし自然の産物が支えの能登。

その大自然が突如想像を絶する牙を剥いて襲ってくるとは。














 
変貌 してしまった海岸の風景。
能登地震の影響で最大の変化と言えば、海岸地形の隆起でしょう。

写真の白く見える岩礁、以前は全てが海中にあり見えません。
黒っぽい姿の岩が波に打たれる風景が続く景色を眺めていました。

能登半島の東に位置する珠洲市の海岸から、輪島市の門前方面。
長さは80キロ相当の海岸線の殆どに観測される隆起した地形。

地震の当初、余程の大きな津波が来ると驚いた地元の人々。
しかし、いつまでも恐ろしい津波は襲って来なかったそうです。

逆に反対側になる能登町のエリア一帯は、津波被害で深刻な破壊。
メディアの映像で皆さんもご覧になっているでしょうね。

海岸線にて描かれる半島の各地に驚異的な現象として残されます。

これまでも断層に沿った大地震により多少の隆起もあります。

半島の先端から海岸部をリフトさせる程の規模は未曾有の事象。
過去の記録から鑑みても有史以来の大事件となります。

 






こうした隆起により港湾部は大きな被害となる極端な水深の低下。

沿岸部で通常の津波を観測し避難を発令する国交省のセンサー群。
従来の設置では役に立たず、震災後に新しい観測センサーが急遽設置されました。
(能登半島の北部に破壊的な津波は現在の所、襲来していません)


困るのは漁師の人々、港にいる船が干上がったように船底が海底に接して出港も移動も不可能に追い込まれています。

誰もが生まれてから体験したことのない現象に悲嘆に暮れる現地。

浚渫工事などを並行させながら港湾の船舶を救い出すしかない。
この周囲になると、富山湾に大型の浚渫作業船があると思います。
また各県からの応援で漁業の救済を必要としています。

地震後の地殻変動は、収まらず動き出すまでには相当な時間が?。
被害が著しい水揚げを競りにかける漁協の設備も修復が急がれる。

政府や自治体による救援策が無ければ、歴史ある漁業も消えます。
いま能登半島の抱える大問題のひとつであります。





それにしても異様なまでに 隆起 した海岸部。

この先に広がる地元の海水浴場も変貌し、岬の各所が山肌ごと崩壊して道路を埋め尽くしています。

人々が愛した平和な能登半島の風景は、もう帰らぬ記憶の彼方。


あまりに悲壮感の漂う被害状況。
こうしたことを書くと不謹慎かもしれませんが?福音 もある。

近年は、能登観光も下火で鈍っていた状況でしたが。

今回の激変で授かった景観を科学の面で観測や研究する方向。
世界中の関係者が調査に来県したい未知のフィールド。

そして落ち着いた地震後の世を考慮すると、変貌した能登を観光で訪ねたい人々が増える可能性。

あまりの変化に昔の風景を知る人には異国のようです。
海岸線の風景に関しては、ある種の美しさを取り戻した景観。
能登を知る人にこそ、心が惹かれる異質な環境になっています。

産業も振るわず、暮らしには観光が主の能登半島。
この大震災で能登は死んだと嘆く人達も大勢います。
まるで竜の首にも見える能登半島。

自然界の気紛れな現象に翻弄される住人に深刻な被害の爪痕が。


厳しい波濤の冬も過ぎ去れば今年の春も訪れます。
桜はキレイに咲き誇るでしょう。
地殻の岩盤を崩壊させる地震による電磁波は、動植物に影響する。
数年?、能登方面や県内の各所でも昆虫の蛾など大発生や海流に関した不漁など、自然界からのメッセージを読み取れました?。

巨大災害の前触れは?人間の知らぬ内に届いていたのかも。
北海道周辺の緯度のエリアで珍しいオーロラを観測するなど?
地球規模の気象に対する変動を長期の予測に書き加えてみるべき。
発生しているバンアレン帯は、地球コアに関した影響下を空に?。

未曾有の大災害時代が終焉する保証はありません。
一層の警戒と注意を払うことを怠らないようにしましょう。


能登半島が沈降するよりは?隆起した現象で得た面積のプラス。
季節風や激しい波濤に苦しむ沿岸部でメリットもあるのです。

あと?ここ数年、能登の一部に暮らす住人の感想ですが?
いつもなら北からの冷たく厳しい風が普通のはずが、近年は南からの風が増えたように思える?と聞いています。
気象の面で解りそうなのに見落とされる違い?あるのでしょう。
AI からスパコンまで動員する現代の観測体制にも日常に暮らす人肌の差を度外視したが故の誤差や見落としがあるかもしれません。
誰よりも土地を知る生きた年輪。
お年寄りの経験値も取材したいですね。


能登の未来像

破壊され寸断された道路網が復旧した後には、新しい観光の誕生。
僻地医療に属する過疎のエリアを含めて能登の再生は難しい。

今回に失われた尊い命の痛みを癒やすにも時は必要不可欠の要素。


人の生命を守りながら積み重ねていく未来形の手探り状態。

いまも残念ながら復活への努力も徒労に終わりそうな日常生活。
二次避難のため離れた市民、絶望しこの地を諦めてしまう人々が。
その中でも近隣にあり、近親者を頼り避難先に金沢や白山市など。

心細く、土地から離れたくないお年寄りは被災地に身を寄せます。
孤立した地帯にて住み家を守りたい人々の気持ちも気の毒なこと。

まさに平安の昔から語られる奥地
陸の孤島の能登半島と言えますね。

地に根ざした人間の暮らしは、そう簡単には捨ても変えられもせず。






能登ランティス?
(伝説の大陸アトランティスとは逆になる半島の変化)

私個人の書き方で、傷心の皆さんに失礼があればお赦しください。
数年後に風化してしまう消えゆく半島にさせないために提言。

現代の秘境として浮上した能登半島の未来にも救いが訪れることを願います。

なによりも土地を愛し、共に生きていく人々に救いがあることを。





現代の世紀より遥かに昔の氷河時代、ウルム氷期という時代。

海面は下がり、これと似たような景観だったでしょう。

温暖化や海面上昇を危惧される近未来に向けて?

むしろ海岸線に余裕を得た例になるのかもしれません。

そして?隆起したことなら、再び陥没も危険性はないのか。
宇宙からも測量できる現代に能登半島の輪郭が変わる不思議。
沖を泳いでいた、イルカの群れやクジラは?どうなったでしょう。

真相が掴めるかどうかは、まさしくこれからの尽力によります。

 

 私は、海岸部を精査しながら

ある特徴的な現象の片鱗を発見したのですが?。


政府省庁による調査の後に、変異の兆候共々を記載したいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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