令和六年 能登半島地震の惨状

 震災による倒壊家屋

 

数日前に能登半島の輪島市内にて。

いまは… 凍るような雨景色。





現地にも赴いてますから何か役立つ写真を掲載できないかと思いますけれど、被災した人の家屋など気持ちを考えると撮影も記事も自粛する方向で活動してきました。


いつものブログとして、皆様向けに護衛艦の写真などで代用していました。


現地は落ち着きも取り戻しつつありますが?厳寒の季節。

かなりの余震を体感しますし、頭上は自衛隊や防災ヘリ、報道や検証の観測に飛来した航空機が頻繁に旋回などしています。


市内の競技場に臨時のヘリポートが設営され陸自も使用。

こうした撮影も自粛を促され規制されているのです。

興味本位でと受け取られても仕方がない… そこが被災地です。


きょうから能登空港の滑走路や設備も応急修理が進み、自衛隊の輸送機が着陸可能になりました。


大幅に輸送量が円滑化します。






人気のない夜の暗闇。

無人になった家の瓦礫から音も聞こえません。

能登で代表的な国道249号線沿いの界隈。




ボランティアの作業は内容も多岐にわたり、お手伝いなども公的な指揮に従うことが多いです。
勝手に動くと支援や救助作業の弊害にもなりますので、いまは自粛を求められたり、心遣いの援助物資も管理が厳しいです。

身内の方々へなら自由度もありますが、災害支援自体も日本人は管理や組織化で円滑に行動できるシステムが生かされていますね。

地方病院を拠点にした医療に関する専門的なことは他府県から駆けつけてくださるDMATAMATさん達が現場に展開して頑張ってくれています。



激震した能登の惨状は?

金沢など加賀方面から移動してきますと、里山海道などは奥能登で道路が崩壊し通行規制。
平常の数倍は時間が必要です。
いまも公的な緊急車両優先で、一般車は途中で降ろされます。


関西方面から和倉温泉をダイレクトに繋ぐ特急列車。

七尾市近くの線路で立ち往生するサンダーバードなのですが、路線の途中で被災し放置状態。

周辺のエリアも被災しています。



駅から遠く離れた場所に置き去りにされた列車。




七尾市の恵寿総合病院。
海抜の低い土地にありますが、今回のダメージから免れています。




和倉温泉も有名ですが、被災は少なく健在。
安全性の確保まで独自に営業を中断しているらしいです。

写真は、加賀屋さん本館。




湯元も無事なようですね。
正月らしい飾り付け。





最大の被災地へと輪島に接近するごとに被害も深刻化。

被害が著しい奥能登。
穴水町の総合病院も災害拠点。




この町には復電しています。




関係者や患者さん、自衛隊などの車輌で埋め尽くされていました。




被災地の 輪島市 へと近づくほど被害も深刻になります。
山河は崩れ、どこも無傷な場所なんてありません。

 
マンホールには、地元の観光で有名な御陣乗太鼓をモチーフに。



奥能登の被災地 輪島 静かな工芸と漆の町でしたが。




激甚災害

殆どの市街地が崩壊しています。
雪国らしい艷やかな瓦屋根も砕かれ、路地裏も倒壊した家屋だけ。

この先に歩いて行けば、有名な朝市通りもありますが。
震災当初の大火災で数百件が燃え落ち焦土と化しています。
(いまも現場検証中で、亡くなった方を探しています。)





こうした木造建築の倒壊。
山間部にも取り残された人達が救援を待ちながら亡くなる悲劇も。




ビル建築も倒壊、隣家を押し潰しています。







読者の皆さんも観光で能登や輪島市に訪れた方もいるでしょうか?。





こちらの通りは、殆どが倒壊していますね。



 


昭和から続く風景が消え去っていきます。



 

 

何故か?  立ち竦む人影を撮影すると消え去っていました。


レンズの向こう側が幻想や錯覚であれば救われるのに。


またしても世界は残酷な戦渦や災害に苛まれていきます。



 


致命的な土砂崩れも多発し、途方に暮れる人々。


過疎の土地ですが、移動には交通インフラが欠かせない。

しかし、バスなどの便数は元来?少なくマイカーが殆ど。


道路網の寸断を復旧すべく国土交通省も陣頭指揮で昼夜に渡る大規模な工事を行っています。


この路線に埋まっている人間がいるかもしれない?。

危機的な状況が暗雲の如く垂れ込める半島。






現地の人口は、緊急避難民など考慮しても未曾有の災害により脱出や移動を余儀なくされ、救援に来訪した関係者との比率に逆転現象。

自衛隊員や警察官など災派で県入りした機動力と動員数が圧倒的。
どこも物々しい様子が伺えます。
厳寒の能登半島は阿鼻叫喚の地獄絵巻。

暖冬で雪は少ないとはいえ、西高東低の日本海側気候。
寒風と肌を刺す冷たい雨に苦しめられながら…黙々と働く人々に春の陽射しは遠い。



 

 

 近年、大災害に見舞われる我が国の救難に対する迅速なメカニズムも発達を遂げていますが、被災地に対して人海戦術なのは否めません。


こうした事態を予期などしていない地元で未だ発見されぬ人達、すべての震える生命が危険に晒されながら取り組みも続いています。



 



 細々と観光や農漁業などに生計を委ねる能登に打ち寄せる荒波。


この地震被害で最も顕著な地殻変動の異常は?

約90キロに渡る広範囲に半島の北部海岸線が隆起していること。


能登半島をテーブルに喩えると

北西側までが僅かにリフトし、逆に南東方面にある能都町などに津波被害が酷かった理由。


写真でご覧のように、日本海側にありがちなテトラポットによる護岸された海岸線に突如出現した岩場が海面下から姿を露わにしたまま浅瀬になり海の景観が一変しています。

昨年まで無かった岩礁の眺めです。



当初の津波による一時的なものではなく、以後の景観として後退した海岸線。


航空写真や宇宙から観測した映像には激変が捉えられている筈。





出口の見えない大災害。

人命と経済にも大打撃を及ぼした能登半島地震。


精査することで次のカタストロフにも備えられます。


消沈した民衆の姿に心が痛む朝。新年の営みを消し去った災禍。


救援と励ましも経過時間に埋没してしまうのか。


隣国の北朝鮮からの侵害やミサイル脅威に揺れた日本海。

遂には列島を震撼させた激震。

北の指導者には、この苦しみを知り戦略の愚かしさを噛み締めて欲しい。



残された希望を崩れさせる悲壮感、余震が心を断ち切る鳴動。


各地から続々と派遣される救援。

ライフライン確保に懸命な裏側で、不埒なデマゴギーが撒かれ、詐欺や盗難発生への警戒に被災地の治安悪化を防ごうという警戒行動にも余念がありません。


近年の国内の乱れが被災地にまで及んでいます。


地元民の不安との戦いを見守るべく、公と民衆パワーの結束に期待するしかありません。

 

 


2007年の被災を大きく上回る被害。疲弊し困憊する人々。


現地を一変させる景観を総じて状況を展望すれば、能登は死んだ… と心痛を嘆く声も聞かれます。


長閑なはずの元旦の夕暮れを暗黒に叩き落としたディザスター(災厄)に奪われた市民の日常。


救いに差しのべる手もあれば、この機を狙う悪意の介入もある残酷な現実。


人々の懸念を覆すべく、必死の救援が継続しています。


大切なことはを失わないこと。


あらゆる関係の人が携わっています。

ほんとうにありがとうございます。


能登半島の輪島、地震の頻発していた珠洲市にも暗く暗雲が垂れ込めたまま再建の鎚の音は聴こえず、嘆きと慈しみを待つ被災者。

真冬の寒風に希望の火を消されないように励まし合います。




昨年撮られた美しい輪島からの夕陽のシーン。





次第に明らかになる地震の全貌と

救援すべく投入されるマンパワーに翳りの無きことを祈ります。


県内では、南北の移動が激化し緊急車輌のコンボイが通過する際は一般車も道路を譲ってください。



禁忌となる被災地の撮影、ルポも自粛を促されています。


知人からも提供された資料や写真共々に状況を把握すべく動いております。

途絶えていた通信インフラ改善に各地でサポートする基地局車。

被災地の住民に滞る連絡が回復し始めています。


地上波放送の設備がダメージを受けて、現在のテレビ放送は衛星放送しか視聴できません。

急遽NHK側は、BSに地方局(金沢)の番組も放送。

数少ない情報支援に役立ちます。



日本国の現状は、政治経済ともに最悪。いまだに傷の瘉えない各地の痛手に重なった能登半島地震。


救済の支援と温もりをお願いします。


現地には、飲料水から電気など不足が顕著な状態。



各地から救済に急行したアンビュランス。地元の総合病院にて。


医療の現場も艱難辛苦に喘ぐ患者を支えながら不眠不休で戦っています。





災害派遣の自衛隊員と装備車輌。

真の国力、国家の防衛とは問いかけられる時の再来ですね。


被災地の人々は感謝し、決して彼らの尽力を忘れないでしょう。






そして国家の明日を知る時。

政府を掌握し背後で主導権の奪い合いが顕在化しています。

傀儡する新興宗教勢力までが、世界的な混乱に乗じて主権を奪おうと暗躍する団体に天の警句か?。
未曾有の危機は、国民主体の民主政治にまで及んでいます。


いま意図して謀られた動乱期を示唆する世界の潮流。
各国に拡がる悪意の同調に警戒している最中の大震災。

人間は弱い生き物です。
暗転する暮らしに憑依するように悪徳も蠢くもの現代の病巣です。

世界の先を知る人類もいます。
群れても戦争行為で破局している者も人類として生きている。

根底にある違いは?何なのでしょうね、いまこそ考えて下さい。
ともに助け合い救える知恵に立ち帰ることを祈っています。



 







個人的なとなりますが?


以前から観測され、続く能登半島の珠洲地震の多発地帯。


フォッサマグナから西にある日本海側地形の突端にある能登半島。

地域には珪藻土が豊富な地層のある場所で小規模ながら産業も。


大和堆に準じ、そこに結びつく海底から半島の地底には、石炭紀もしくは泥炭層が帯状に存在していると想定したモデリングから特異な半島の海岸線成り立ちを検証するべきと思うのですが?。


それが奥能登の海岸線に集中していると考えられ、珠洲市は脆弱化した地層にあり一定の崩壊現象に時期が及んでいたのでしょう。

数万年前、縄文時代の前期に渡る気候は温暖な時期もあり。

能登半島は?まさしく島のような地形だという説が隠れています。


現代の志賀町海岸部から内陸は浅い湿地帯や河川であり、能登の西海岸から富山湾辺りまで小舟なら一部人の力で引いて到達できた。

縄文時代の亜熱帯に近い気候分布に海進期があり、海岸線は内陸にあったと遺跡の貝塚が証明しています(真脇遺跡など)。


いまも羽咋市や志賀町には河川と沿うような水田地帯が横切る。

古代王権の古墳群も間近にある集落の混在したエリア。


今回の被災地を巡ると、志賀町に強振を受けたポイントが表れ。

この古代地形を意味する手がかりと見ています。

分析が待たれますね。


複雑な列島の海岸線は、活断層も無数にあります。

今回、奥能登で東から西の広範囲が隆起。真冬の荒波が打ち寄せる海岸部の波濤の軽減にもなっています。



何故?古代から能登半島の地形は成立したかを深く考慮すれば、地震経過に対するパラメーターも理解し先を予測できるのですが。

場当たり的な観測では要点を見失います。


世界有数の美しさにある日本の弧状列島。


まだまだ不可思議な謎も秘めているでしょう。


支援活動に励んでいます。




皆様も御支援ありがとうございます。







 

 

彗星画廊☆写真集  HP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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