岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
富士重工が開発した航空自衛隊のジェット練習機
国産機プランニングが動き出し、同年11月に計画が了承されます。
富士 T - 1B
主翼の形状は 後退翼となり、中島飛行機が層流翼型として研究の発達型。
燃料タンクが翼に内蔵され、衝撃波の発生も制すべく考慮した尾翼の形状。
痩身の胴体、F86に似てジェットのエアインテークは鼻先にある。
練習機らしく固定式の武装はありませんが、翼下に兵装ステーションを設け
4基の対地ロケット弾、2基の空対空ミサイル装備も可能となっています。
初 鷹 の愛称が美しい
当初のエンジンが調達されたT - 1A型には、主機に英国ブリストル製
オルフェウス・エンジン(一軸式ターボジェット)を搭載していました。
石川島播磨重工業による国産ジェットエンジン・J3搭載のT - 1B型。
最終的に出力強化を施されたJ3 - 7 に換装したT - 1B型を生産する。
非力ながらも様々なテスト飛行で、米国機を上回る性能逸話も残ります。
飛行開発実験団に所属していた機体が 航空宇宙博物館に展示されています。
写真は、純国産 T - 1B 810号機に記念カラーリング仕様。
★性能スペック★
前期は、J3 - IHI - 37 ターボジェットエンジン搭載
全長 12,12m 全幅10,49m 全高4,08m
最大速度 503kt /4,572m
(時速931km/h マッハ0,8の亜音速域を目指す)
実用上昇限度 13,564m の高空に達しました。
射出式シートなど近代化された安全意識と装備に音速時代の到来を感ず。
奇しくも現代にまでアメリカ政府の威光で開発セーブされる国産機構想。
そんな呪縛から解き放たれた純国産ジェットの飛翔を夢見ます。
平成18年(2006)に小牧基地でのラストフライトにて
永き任務も終了した T - 1Bシリーズに敬礼。
かかみがはら航空宇宙博物館
彗星画廊☆写真集 HP
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純国産ジェット練習機も黎明期の日本苦労話し。
お風呂のバスタブ?だって今や日本製が最高~!!
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