奥能登の地震被災地は・・

 

 

 石川県の珠洲市が今回の頻発地震に見舞われた座標。

 周辺の市街地にも被災して壊れた住宅の一部を目撃しました。

 

 家屋にも亀裂や剥離など、通りには倒壊した古い塀もあります。

 みなさん怖い思いをされたでしょうね お気の毒です。

 

 

 

 

 

 

 

 市街地でマスメディアのスタッフが取材しておられる姿を見ました。

 いまも周期的な余震が体感されます。

 

 

 

 

 

 

 

 もの凄い土煙だったようです。

 

 このエリア近くにある有名な観光スポットが 軍艦島。

 風光明媚な海岸線は、能登半島国定公園です。

 どうやら壁面が崩落したらしく、監視カメラ映像が捉えた瞬間が

 地元紙に記事として載っていました。

 

 

 

 

 

 

 不謹慎に思われるかもしれませんが、私も研究のため資料作成中。

 現地で撮影させていただきました。

 

 こうして眺めると被害は無さそうに見えますが・・

 

 

 

 

 

 

 民放テレビ局の中継車も現場には待機していましたよ。

 

 

 

 

 

 

 余震が続いていましたから。

 

 

 

 

 

 

 遠方から ご苦労様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう 去年まではね・・

 

 

 

 これは比較にすべく 見附島を撮っておいた 約一年前の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 これが被災した現在の写真です。   

 上部の壁面が崩落し・・ いま左下の波打ち際に土砂が積もっています。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 その軍艦島” とも呼称される威容の舳先のような部分アップ。

 これが2021年の画像です。

 

 

 

 

 

 

 

 こちらが撮影したばかり現在の、比較して損傷の度合いが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 さらに下の部分を拡大してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 諸行無常の・・

 

 

 美しい姿で日本海に鎮座する島。

 

 立派な軍艦のように 変わらぬ佇まいという印象。

 いかなる物も… 潰えることは避けられないですね。

 

 

 

 

 

 

 生き証人たちとは・・ 言葉が通じません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2021

 

 こちらも約一年前、昨年の画像です(今回を予見して記録)。

 

 

 

 

 

 

 

 2022

 

 向かって左側(西)に移動してみると、損壊の様子が集中しています。

 

 

 

 

 

 

 一般に観光のシンボルとして知られる見附島の景観ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 干潮時に渡っていける岩の提・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 上部にある植物層の地面が崩れ落ち 露出した岩壁の場所です。

 

 

 

 

 

 

 

 崖を滑り 真下の波打ち際に落下した土砂と植物。

 

 

 

 

 

 

 ダメージは最小限?細かな傷みも周囲の各所にあります。

 見附島の周囲は穏やかな気候の環境、遠浅で砂地の海底です。

 

 

 

 

 

 

 

 海鳥の楽園

 

 見附島の自然、上部の植物層に ウミウ(海鵜)や鷺など野鳥が営巣。

 

 

 

 

 

 

 かなりの個体数が生息しています。 捕食に適した環境。

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず野鳥のコロニーには影響も少ないでしょう。

 しかし、崩落時には驚いて飛び立ったであろう鳥たちを想像。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして形成された歴史をみる

 

 

 穏やかな能登半島の東海岸、しかし真冬は厳しい寒気や季節風。

 北陸の風雨に晒され少しづつ風化は進んでいるでしょう。

 

 人が老いていくように、島も浸食され変わっていく運命。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここが大自然の指紋

 

 

 この島が形成された歴史の痕跡、いままでも地殻変動が繰り返したはず。

 現在の見附島に至る変化は有史以前に遡るでしょう。

 

 土地が崩壊を繰り返し、次第に小さい島になっていったのでしょう。

 珠洲の海岸地帯も遥か古代には、群発する地震地帯だった痕跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し撮る角度を変えると、傷ついている島の悲しみを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 逆さ 軍艦島?

 

 

 海面に映る優美な島影、なにごともなかったように泰然としています。

 予測は最大の防御ですが、必ず保護し守れる訳ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 こうして美しいままで・・

 

 今後は、この姿で安定するのか?  さらなる被災もあるのか。

 新たに訪れる人々の記憶に絵葉書のような軍艦島という想い出。

 

 

 

 

 

 いまも余震への警戒が続いています。

 

 拙い写真ですが参考になりますように

 この分野に詳しい方々のご意見をお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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