TOKYO AUTO SALON 2022
東京 オートサロン 2022 MAKUHARI MESSE
2022 1,14(Fri)~16(Sun)
SUV というより クロカン” 好きな僕!!
クロスカントリー・ラリーレイド という硬派さをカテゴライズされていた時代。
三菱は パジェロ など剛のクルマが男らしさを放つアイテムでした。
アスファルトや都市に不相応かと思えるデザートタイヤやウインチなど
重厚な装備をした荒れ地の猛者達が闊歩した時代。
クルマ社会としては、最盛期の華やかさのある時代背景を記憶しています。
最先端技術をパワーとスピードに注ぎ込み 名車が誕生したのでした。
近年・・ 随分と華奢になった SUV ブームを眺めていると、形骸だけの恐竜。
または 動物園の虐げられた猛獣を思い出してしまうのは何故だろうか。
都市生活者が 安穏とした暮らしを捨て、荒野を目指した気概は誇りだろうか。
アドベンチャーを自称するドライバーが挑む未知の大陸や砂漠を訴求した。
クルマにも乗り手にも奔放で若々しい血” を感じさせる活躍の時代。
そんな世界を知ってか・・ 知らずか、進化したことになるSUV はオマージュ?。
いまも心の何処かに挑戦者の魂を抱くのか、または大きさに対する憧憬なのか。
黒煙を吐くようなエンジン車も息を潜め、近未来の 電動化・・ PHEV も浸透。
意外なことに社会は、やんわりと オフロードやキャンプブームなのだと。
遂には家” を守る日本型の生活者が屋外ライフを逃避願望に加えただけとも?
冒険の彼方には ロマンがある。 砂塵に消える 己の足跡さえ惜しまぬ魂。
挑むことを忘れ、安穏と大きさに傾注する現代人の喪失感が消費を浪費にした。
いずれ 乖離してしまったクルマ文化を懐かしむ人々が漏らす憤りも消えた。
経済の疲弊感に阻まれたからこそアドベンチャー・スピリッツが必要だといえる。
かつてのモータースポーツシーンで、強大な存在感を魅せた三菱自動車。
DNA を再び生かすことなく 波乱の内に影を落とした評価を取り戻してほしい。
OUT LANDAR
最新の電気駆動が獰猛さを絹で包むようなドライバビリティ。
ユーザーに阿ることなく 乗り手に誇りを持って未来を指し示せるクルマ造り。
それもまた完走すら難しい険しいクロスカントリー と呼べるかもしれない。
健闘を祈りたい 三菱の駿馬が佇んでいた。
クルマは過渡期となり、保有数は完全にオーバーフローしている。
求める価値は最新鋭ばかりとは限らない、旧車” どころか永遠の名車を
愛する人は殖えるばかりではないかな?。
これだけの工業国でありながら 技術も文化も軽視し過ぎ欺瞞に流れる日本。
自ら考えもせず・・ 乞い貰おうと強請るばかりでは衰えて当然でしょう。
とっくに失った世界を懐かしむ老人よりも 新たに挑み勝ち取れ若者よ。
偽りの平和に逃れ 自尊心を失い微睡んで何になるのか?
健康のための運動と 成績のための読書を 誰も文明とは呼ばない。
紅蓮に滾心 (こころ)を燃やせ日本人!!
写真集 HP
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