寂しさは その色としもなかりけり 槙立つ山の秋の夕暮れ
この寂しい想いは、どの色からともなく感じる 木々の生い立つ秋の山は夕暮れに。
寂蓮法師 新古今和歌集より
地図を離れた 見知らぬ山の 峠道を登っていくと・・。
狭い道なのだが・・ 滅多に人も通行しないようだ。
どこまで続いていくのだろう。 野鳥や虫の声も途絶えた。
暗いような・・ 苔生す道を選んで損などしない理由ならある。
誰も知らない 目の覚めるような色彩の世界にも出会えるから。
圏外か?・・ よし 内緒で、もう少し遠くへ行こう。
咄嗟に獣の気配・・ ボクは 思わずエンジンを停めた。
写真集 HP
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