かぐや姫は・・ どこから来たの?
平安時代から親しまれる 『竹取物語』 それは紫式部の源氏物語よりも
100年は古い時代から存在したとされています。
かぐや姫は、月から迎えに来た使者に連れ戻された・・ というお話し。
それは大昔の宇宙観ですから、天空の世界と言えば月の国” だけだった。
つまり・・ かぐや姫の帰還した世界は、この大宇宙の見知らぬ惑星である。
美しい神秘的な月を見上げると、私たちはロマン溢れる古典を思い出します。
2020年 5月 29日 (Fri) PM 21:45 頃 天体観測記録
月齢 6,795 月の位相 82,008 輝面比 43,048%
(高度 32,466) 月の地心距離 374,287km
天空にある月の公転軌道面を考えると、地球の公転軌道面でもある
黄道面に対する傾きは 5,1°程になるのですが。
(黄道・・ 『こうどう』と読みます。 天球上の太陽が年周運動する行路。 通り道ですね。)
平安時代風に詠めば、次第に上弦の月になりますね。
いま 月と太陽が直行する位置であれば輝いている面が半分くらい。
もうすぐ半月になるでしょう。 つまり上弦(下弦)の月となります。
眺めている月の満ち欠け(位相)の周期は凡そ29,5日。
(厳密な数字で、29,530589日というサイクルになります。)
そうすると・・ 月と太陽が反対の位置であれば、輝面が地球の側ですね。
天空の月は丸く明るい満月(望)になるんです。
いまぐらいの月面は、陰影が観測しやすくて・・ クレーターの様子もくっきり。
肉眼でも識別できる月面、地球生命への影響も大きいです。
月面の表情は、星間物質の衝突で荒涼とした世界を現わしています。
いまも世紀を越えた 各国の月面観測機が多数打ち込まれています。
科学的な見地からすれば重要なことですが、月にとってはどうでしょう。
月の住人がいたら・・ 侵略行為と受け取られているかもしれませんね。
月の資源、そして地層や物質から惑星地球の歴史も研究されることでしょう。
月” は誰のものか?
宇宙条約が 1967年に制定され、月の協定も 1984年から制定されます。
大国アメリカやロシア(当時のソビエト)が主導で決められ、そして宇宙条約も
さらに日本を含んだ宇宙の開発国の都合に於いて交わす条約なのでした。
この原則で、衛星の月などを含む宇宙空間で行う探索や利用活動を律した
ガイドラインも決定していた訳です。
未知の無法地帯?のようで・・ そうではない宇宙条約下の原則は
宇宙空間に対して、個人はもちろん特定の国家が領有権など主張できません。
1969年にアポロ計画で、地球以外の天体に初めて人類が足跡を標した偉業。
近年は、欧州や中国そしてインドなどが頻繁に観測機の打ち上げ競走に・・・
貴重な宇宙を法の下で共有している建前は現在も続いているようです。
明け方の空に超高速で振動する謎のUFO・・ ではありません(笑)。
木星と4大衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)の輝きです。
保有している観測機器では、手振れも含めてここまでしか撮影できません。
深遠な宇宙空間にロマンが
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SFの名作 『スペース1999』では、月面が核物質廃棄場に。
人類は他の天体にまで迷惑をかけないようにしたい。
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