どうしていいかからぬのさ

 

 首都である東京の人口は、1300万人超、GNPも85兆円規模。

 少し前なら日本の国家予算の17パーセントに相当するとも。

 関東全域ならば、200兆円で国力の40パーセントにも達するという。

 

 稀有ともいう繁栄を極めた先進国の都内も感染症の猛威で停止が近づく。

 新型インフルエンザだけが危険な訳ではないが、渦中の世界を見抜く時。

 

 なにが恐さか? それは不明という無力さから

 

 専門家” といえば聞こえはいいが、これが最大の癌だと分かるだろうか。

 日本人も職種の分業化が進んできたが、それぞれ集団でないと動けない。

 皆さんも 感染疑獄の混迷の中で、単独では身動きも判断も儘ならぬ現実。

 社会の自粛で、いかに人間が多くの事柄をこなさないと生活できないかを

 理解したのではないですか。

 

 合理化の名のもとに、他者に依存して本来のスキルも捨ててきた末路。

 男女差に関係なく、人間生活では多くの課題を熟す必要性を知ります。 

 不明瞭だからと問題を放棄する連鎖で生活も自治もフリーズ。

 

 級友をイジメで自殺させ、羞恥を忘れ虚構と賊徒が神仏の名で金稼ぎ、

 血糊と硝煙の映画を見てまで争いと死に好奇心を滾らせる若者の姿。

 苦しみや死の影が背中から覆い尽くす恐怖心で戒められましたか。

 





 気構えに生かされている

 どなたかのお言葉をお借りすると、古代ローマの優秀な軍人は・・

 戦士であるとともに 政治家でもあり、法律家であり 医師でもある文化人。

 それも当然で、領土を増やす侵攻で獲得する国での指導者になるからです。

 単独でも あらゆる分野を自在に熟せない人物では、安定した政務も続かぬ。

 腕っぷしだけでは支配権すら継続しない、頭脳派でなければ為政者は無理。

 

 平和で気楽に生かされた現代人が依存心だらけで、緊急時に崩壊する所以。

 感染症の正体は微生物汚染。 対象とすれば幽かな存在の脅威である。

 歴史は繰り返す・・ というフレーズで過去を語る人がいるのも学習の破綻。

 人間が自己の思考を停止し、マニュアル偏重になるからこそリピートに陥る。

 信長タイプに代表される破格の存在が変化を与えれば時代が変革される。

 そして・・ 歴史は繰り返さなくなるが、後は模倣が横行するだけで繰り返し。

 次の巨大な変化を待つだけの安穏とした依存社会は衰退を余儀なくされる。

 

 遂に到来した状況が現在進行形のアウトブレイク云々の国家凍結。

 楽がしたい怠け心が安定でなく、危機を未然に防ぐ日々の精進を捨てた罰。

 世界が、極東アジアの日本人までが全員で脅える胆力の無さを露呈した。

 解決策を講じる人間は僅か、政府も隣人も問題をたらい回しで狼狽するだけ。

 

 

 それが潔いと言えるか  日頃の傲慢さはどうした?

 いま・・  前田 慶次郎が生きていたら、見事に日本の心底を言い当てる筈。

 死が日常の戦国時代の武人なのですが、異例に長命だったそうです。

 

 

 

試練には意味があるものですから

頑迷さ、利己主義、無恥が招く弱体した民衆心理。

大災害も人間の密接な協力姿勢で乗り越えましたよね。

ところが、感染症ゆえに触れ合いを奪われ隔てられる人間社会。

 

 

臆するな  まだこれからだ!

 

きょうの 私の体温は、36,3℃ でした。

戦場で慶次郎の心の熱情は凄まじいものだったろう?

心の温度を測れる体温計があるなら皆さんにお配りしたいものです。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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