シン・ゴジラ

 

  巨大不明生物による破壊と蹂躙に喘ぐ日本人の姿を描いた映画

  数年前にありましたね。

 

  放射能汚染という不可視の怪物の恐怖が国民生活や政治経済も蝕む

  最新の映像技術や演出で、リメイクどころでないリアリティの興味深さ。

  先進国と持て囃され惰眠を貪る国に警鐘ともいえる映像アレンジ。

  繁栄の頂点、東京が破壊されていくショッキングな作品でした。

  GNPが失墜し都市機能が崩壊、排除のため核攻撃を具申する米国。

  現在の日本にとって国家とは防衛とは、不明瞭な危機に際し露呈した

  富める社会の妄信と傲慢さを砕く未曽有の事態を民衆の意識に問う。

  一見? 相反する内容ですが、根底にある欺瞞と問題は座視できない。

  日頃、政治から社会生活まで依存し直接の思考を停止した日本人。

  21世紀 ウイルス感染によるパンデミックが世界を震撼させていく。

  虚構のゴジラ” などより重大な問題を意に介する人間がいない。

 

 

 

 

 

 

 

      シン・コロナ

 

  ウイルスの不可思議な経路で感染が始まった脅威に戦々恐々

  いま世界中が混乱と病魔に侵されていく危機的な事態に置かれます。

 

  感染症という極めて不明瞭な事態に翻弄され、社会機能が麻痺する。

  それは巨大な怪獣に破壊されるのと同様の危機をもたらしました。

  危急存亡の事態にならぬような取り組みを次第に浸潤するウイルス。

  気がつけばオリンピックは開催を停止され、国民が罹患で苦しむ状況。

  evidence を重視する社会でありながら掌握に苦しむ世界の明日は?

  平和という幻想に溺れ、実質の備えを怠る政府と社会を背景に混濁。

  ただ畏れ、戸惑う政府機関。責任問題から逃避し野党も及び腰を露呈。

  国民の行動は委縮し、経済活動は既に下降線を免れない失墜。

  騒ぎに便乗する犯罪者集団も己の感染に脅えるフリーズが福音か。

  自らと家族を守るため、より冷静で懸命な行動に徹しましょう。

  これから自粛も静観も自らの判断力と協調で乗り切るしかありません。

  状況の混乱を悪用した権威と暴利の奪い合いを牽制できることのみ救い。

  だが、いかなる事態にも蠢く徒党の悪意が ウイルスよりも厄介なことだ。

 

 

 

 

 

  人知は未だ不安定な基盤の上で溺れた存在でしかない。

  痛みや苦しみも地球圏という生物世界の裁きだというのだろうか。

 

 

 

  皮肉だとは思いませんか?

 

  異質な組み合わせといえば、コロナウイルスのCOVID-19

  どこか SNS と酷似した性質だ。

  感染しても陰性で無思慮に行動出来て感染を拡大するファクター。

  しかも時には危険な炎上 したり、人を傷つけることもあるではないか。

  誰しも望まぬ自粛と待機、いまや 国民総 引き籠り?政策に移行。

  電子通貨も外貨破綻で、お得意の経済崇拝もデフォルトの危険性を否めない。

  地に足の着かない 安楽な老衰社会の虚妄さを気付かされたのは確かだ。

  怠惰は人の為ならず・・ 

 

  これまでの文明を踏まえているからこそ出現した不明ウイルス。

  恐竜時代には生まれない、無数の薬物や環境汚染が背景で生成されている。

    

  その隠喩のすべてが、いかにも時代の病巣に似て非なる気がするのです?。

 

  日頃から刺激を求め、映画にまで戦争や破壊を好む民衆心理ならば

  いま人々は、痛みや傷付け合うドラマや映画が見たいですか?

  DVDのレンタルや動画再生など、癒しの映像に向かう傾向か知りたいです。

  株価の変動同様に人間の心理は世界に数値的な変化を表しますから。

 

 

    今後は予想される不測の事態

  人口と経済活動の違いから 1世紀前よりも被害規模は上回るかもしれない。

  最悪のケースを踏まえ、いま罹患しても発病しない感染者などを掌握しておき

  インフラや社会活動の大規模なフリーズに備えた人員として確保するしかない。

  陽性の患者数が激増した場合、最小限の動ける要員を残す必要が出るだろう。

  感染を免れた者をはじめとする文明の保守と維持に尽力していただきたい。

 

医療技術の進歩で、1世紀の間に 本来なら誕生すら不可能な人間が生存。

世界は、老人や患者となる多くの生命を技術の進歩で繋いでこれたからです。

治療や日常のケアすらも 人手を欠くようになれば致命的なことになります。

(ウイルスに対抗するワクチンも必ず効果を得るか?証明できません)

 

そうした弱者の大半がウイルス流行で危険に晒されるのは間違いありません。

どうか真摯に不断の構えで、迫りくる苦難の時を乗り切りましょう。

人間同士の信頼と協力が試されているのですから。

  

 

 

 

  荒ぶる神の如き脅威が襲来した無秩序な世界。

 

 

 

 

 モンスターの正体は、環境を破壊した人間の心か?

 

 

 それでも人類は己の過ちを改心しようとしない。

 

 

 

 

ほんの 100年ほど前の感染危機でありながら詳細な研究資料も少ない。

医療機関までが蔓延で停止し、研究者や従事者も亡くなったからです。

現在の技術であろうとも 変異を繰り返す性質のウイルスには苦慮します。

必ず治療法が確立する保証がない以上、注意を怠らずに暮らしましょう。

 

僅か数年でも・・  さらなる険なウイルスが発現する可能性もあります。

 

 

 

 ウイルス感染は平等で、低い致死率が油断を生じる。

 

 

 

いまは亡き  小松左京さん原作のSF  『『復活の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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