ちいさな 旅の途中で・・
ツーリングコースで、一般道から 五箇山などを経由すると紅葉の堪能にベスト。
移動時間を短縮するなら 東海北陸自動車道を一気に走る庄川コースも快適。
なんにせよ山々とワインディング・・ そして紅葉の最盛期を楽しめました。
合掌造り民家園 とせせらぎ公園。 現在の観光では人気エリアなのですね。
もっと鄙びた合掌造りの民家もありますが、それは皆さんが旅してくださる。
私は、撮影趣味で立ち寄った画像を紹介するだけにしましょうね。
掌(しょう)
白川郷では
ユネスコの世界遺産となり
懐かしい切妻造りの屋根など素朴さが
やはり 合掌造り、その大きな茅葺屋根は叉首構造。
とても高くて急な角度により、豪雪の重さで押し潰されません。
初期は勾配も極端ではないが、後世ほど掌を合わせたような角度に。
結(ゆい)
こうした建築様式は、地域に根差したもの。
森林地帯の豊富な木材を生かした丸太組みを合掌”という。
屋根の補修や葺き替え作業には、多くの住民の協力が欠かせませんね。
人(ひと)
古来の小屋は、棟木に梁を支える母屋。
この合掌造りにより 小屋は束のない空間を得ます。
江戸時代も後半になると養蚕を営むようになり、屋根裏に蚕棚を並べ
養蚕が盛んになり、さらに空間を拡張する意味で屋根も高い構造が増えた。
温かみもある 芯の強さ。
失われつつある伝統的な合掌造り民家。
豪雪地帯で暮らす素朴な人の知恵が生み出しました。
そのような厳しさも忘れ、暮らしたくなる里山の風景が好ましい。
ここから橋を渡りますと、本来の合掌造り村落を見学できます。
合掌造りの民家が密集する地帯、海外からの観光客が多いので驚きですね。
都会なんて経済成長した泡沫の夢
摩天楼が林立する先進国としての表の顔もあれば・・
そして日本人の心を知る故郷の佇まいが懐かしいことでしょう。
晩秋に 里の便りは紅葉色
久しぶりの山村に 懐かしい風を感じれば
もう・・ 雪景色の庄川郷に 静かで白い沈黙の冬が訪れるから。
わしらも囲炉裏が恋しくなる・・
人も動物も凍えながら 春の陽光を待つのでしょうね。
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