ジブリ・アニメ って好きですか。
某シネコンにて、 ジブリのアニメーションって名作揃いだなっと思えたから。
少なくとも 私個人の心の琴線を掻き鳴らす壺?にハマる作品群なのは間違いない。
よくあるテレビのアニメーションや特撮で、番組開始の頃は、内容に満足できる作品でも
終盤になると・・ どこの儲け主義のバカやスポンサー達が情けない要望を出したのかと
失望するような低落ぶりで最終回となる惜しい作品があり過ぎるんです。
これは、製作サイドに任せる器量が足りないから口出しし過ぎてダメにしてしまう悪循環。
宮大工に家を建てさせて、出資者だからと素人が命令すれば良い仕事が出来ない。
そういう意味で、ジブリに名作が多いのは、制作者たちが愛情と熱意を最後まで注げる
比重にあると思うのです。 ドラマには一貫性と抑揚が奏でるリズムが大事。
アニメーションに関する成功の影に、ジブリは宮崎駿さんの力量が生きた好例であろう。
いまでも ナウシカの物語は、一流の女優よりもメッセージを伝える。
シータが空から降りてきた奇蹟の光景を話す少年パズーの胸の高鳴りが解る。
(最近では、ユニコーン・ガンダムの初期シーンで、オードリーに気持ちを伝えるバナージが似たセリフまで)
まさに社会現象と呼べるアニメの成功例なのでしょうね。
私達は、ジブリ・アニメに出会えて好運な世代でしょう。
そう・・ 等しく登場人物のような衝動を共有し、情熱に揺れる気持ちが快い旋律でした。
ひとつの映画のような起承転結、それ以上の作品世界から記憶に残された切なさ。
どこかで、心待ちにしていた作品であり 物語りがジブリのアニメーションに具現化していた。
成功すれば興行成績も記録的、資本も動く訳で PRなど宣伝費も大きくアニメ離れした。
エンターテイメント性の高さは言うに及ばず、注目度や関連商品など社会はジブリ一色。
トトロ の主人公のセリフなんか~スラスラ話せる、もののけ姫のアシタカは理想の少年像。
いろんな面で、昭和の良い時代風景を感じさせ、混迷の社会には手本のようです。
世界中のどんな昔話しよりも印象の強いジブリの作品。
子供から大人まで夢中にさせる魅力。 いまこそ指標を失い憂う社会に必要な気がします。
人間は、幼い頃から受けた感動の印象によって昇華するからです。
周囲の思惑や くだらない考えを押しつけて狂わせてしまう大人の都合を払拭していい。
ジブリ のアニメーション作品をご覧ください。 惹かれる理由が分かります。
宮崎駿さんは、ほんとうにアニメーションの良さを理解している才能ですからね。
涙腺を刺激し 心から元気にさせてくれるジブリのアニメ。
理由なんて、見終わるまで声をかけないでくださいよ。
あの風と空の表現が・・ 朧気な少年時代を蘇らせてくれる。
宮崎駿さん ありがとうございます。