モズ の体長は20センチという大きさ、日本には夏鳥として渡る アカモズ という種類もいます。
初夏の野山などで アカモズの姿を撮影した方がいらしたら ブログで紹介してください。
普通に見かける モズ のメスは、やはり野鳥らしく地味で目立たない色をしています。
繁殖などの時期も外敵から身を守るには理にかなうのでしょう。
モズ の嘴(くちばし)は、先端も鋭いエッジの効いた形状に進化しています。
さすがは肉食系の野鳥として精悍な感じがしますね。
捕食の対象となると、昆虫や小型の両生類からトカゲなど爬虫類まで 速贄 にも見られます。
まさに里山の小さなハンター!として君臨しています。
胸~腹部の羽毛が揃わない様子は、こうした繁殖期に抱卵していたメスの特徴だそうです。
時折は、長い尻尾を震わせてる姿も愛らしいですよ。
そんな モズ にも知られざる悩みがあるようですが?。
それは自然界の法則による運命の悪戯… 托卵 ”です。

カッコウ(ホトトギス科)のメスは、自分から巣は作らず特異な繁殖行動で他人の巣に産卵します。
托卵 といって、モズなどの留守の間に巣の中に産卵します(自分の子を任せる勇気なのか?)。
孵化した雛鳥は、先にいたモズの雛や卵を追い出し地上に落として巣を独占する習性です。
(本来のモズが産んだ雛や卵は、天敵の餌にされて絶命という残酷すぎるストーリー)
そして カッコウの雛がモズの愛を一身に受けながら成長していくのです。
親モズ たちは、自分より大きな外見になったカッコウの雛にも気づく様子がありません(悲)。
同種の野鳥には、ヘルパー”と呼ぶ 仲間の共同育児?行為がみられますが…。
どことなく残酷な昼メロみたいな現象である『 托卵 』という習性は謎だらけ。
ほんとに自然界のバランスが保てるんでしょうか?。
こうした被害に遭う野鳥は…モズ、アカモズ、ホオジロ、ノビタキ、オオヨシキリなど 20種類にも。
オスの浮気よりは救われるかな? 思わず モズの横顔にも苦労の影が…(涙)。
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