名古屋市科学館も6階に昇ってきました。 最先端科学とのであい click
地球深部探査船 『 ちきゅう 』
JAMSTEC”に所属している海洋研究開発機構の調査船ですね。
世界の海で活躍していて本船に会うことは難しいのですが、精巧な模型を楽しめます。
全長は、210m 全幅38m 船底からの高さ 130mは、ビルなら30階建て
総㌧数 56,752トン
最大の特徴であるライザーで掘削できる水深 2500m (ライザー掘削時)
デリックと呼ぶ櫓の高さは 70,1mで 最大吊上荷重は 1,250トン
後部のヘリポートは30人乗りのヘリの離着陸まで可能とします。
200名の人員や機材をを載せて 速力12ノットで移動できるのです。
(時速なら 22キロメートルほど)
地球の表層環境から内部へとアプローチする、まさしく科学研究の最先端は平和の船。
外洋を往く航続距離は 約14,800海里 (約27,410キロメートル)
それは地球の半周以上です。 (地球の円周は4万キロメートル)
まるで海に浮いたビルや工場のような外観とメカニズム満載です。
巨大なウインチ ドローワークスのパワーは、5000馬力で吊り下げ能力1,250トン
世界初のライザー式科学掘削船ですから大深度掘削の成果も素晴らしいです。
ドリルパイプの長さは1本が10メートル弱 太さの直径は13~14センチ。
最深部へのボーリング作業は、不可思議な現象を解明する科学のメスですね。
ライザー掘削機の先端部です。
こうして得られる標本が展示され地球の謎を知ることが出来ます。
驚くべきは、ドリルストリング長なんですが、10,000m ですから富士山約3個分。
人類史上初めてマントルまでの大深度掘削調査を可能にした世界唯一の科学掘削船。
そんな高圧な地下で生きて活動している生命とは?。
未知の世界…深海に生息する愉快な生命がもたらす無限の可能性。
いまも深海潜水艇 しんかい6500との探求は続いています。
彼を知り 己を知れば 百戦して危うからず…という故事にもありますが
地球そのものを知ることは人類の永遠のテーマです。