ようこそ小松基地へ  飛行機

   AGGRESSOR  F-15DJ

 

 

 


  冷徹な衝動を超えた翼

  特異な機体の迷彩のカラーリングは自衛隊機で最も識別しやすく設定されています。

  教導隊に所属するイーグルが小松基地に配属されることになりました。

 

 

 


  防衛省は、宮崎県の航空自衛隊 新田原(にゅうたばる)基地所属の『飛行教導群』を

  小松基地(石川県小松市)に移転することになりました。

  (2016年5月14日 航空自衛隊新田原基地で離隊式)

  6月の20日から小松基地で飛行訓練を開始した迷彩色のイーグル機体。

 

 

 


  自らが仮想敵役で鍛える教官 アグレッサー部隊が小松へ。 

  航空自衛隊に所属する熟練パイロット揃い最強の訓練部隊は別名アグレッサー

  飛行教導群は若手パイロットを育成する飛行訓練の精鋭部隊なのです。

   (映画TOP GUN”の教官みたいな仕事ですね。)

 

 

 


  今回は教導隊のF15戦闘機が新たに10機配備となり戦闘機が計50機の体制。

  現在も日本周辺へと飛来した中・露など外国機向けのスクランブルは激増中。

  防衛省が進める中国及びロシア機への対応強化の一環とみられます。

 

 

 


  現在の小松基地では規模や格納庫の収容には余力がありました。

  基地内では駐機場所が分散しているので、攻撃を受けた際に全滅を防げる点を重視。

  戦闘機部隊のためF15の現配備数40機と多く、効率的な習熟訓練が期待されます。

  これで第303、第306飛行隊と教導隊の3部隊が所属する大所帯となりました。

 

 

 

いまや九州に遠征しなくても…この機体が見られるとは。
 


教導部隊は全国の航空自衛隊機から集められた凄腕の精鋭パイロットが教官に。
 


実戦技術向上や若手パイロットの生存・帰還率を高める練成が大きな目的です。
 

 

 


           こちらは小松基地でお馴染みの通常タイプF15イーグル戦闘機。

           もちろん?このグレー塗装も目立たせない迷彩色なのです。

 

 

 


  アグレッサー部隊のカラーリングは搭乗者(教官)が解かるように一機づつ違います。

 

 


  後方から通常機のカラーリング。

 

 


  特徴ある教導隊機のカラーリング。

 

 


  整然と…

 

 


  基地内でも圧倒的な存在感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  最善の道は空戦技術の昇華でした。

 

 

 


  教導隊の発足は1981年12月、空中戦の戦技を専門に研究する部隊でした。

  築城基地で編成されたT-2高等訓練機の部隊がルーツです。

  (T-2高等訓練機は三菱重工製で国内は初の超音速戦時代の到来でした。)

  位置的には訓練空域に遠いため新田原基地へ移転したのは1983年の春爛漫3月でした。

  名機のT-2”は航続距離が短く当時は戦闘訓練の増槽タンクが積めません。

  偽装した機体はロービジ化(…低視覚化)して訓練が行われたそうです。

 

 


  格納庫から滑走路へと向かいます。

 

 

 


  政局は仲間割れで争うばかり、理想論並べてご都合主義。 …いま彼らしか国民を守れない。

 

 

 

 

 

 

教導隊機の尾翼には有名な猛毒の蛇 コブラ のマーキング。
 


敵役、憎まれ役で仲間を鍛え上げる…孤独な戦士たちの紋章。
 

 

 

 


  そして厳格に誇りをもって戦う人間たちへの賞賛はありません。

 

 


  問答無用で襲いかかる脅威から皆の日常を守らなければなりません。

 

 


  政界には激動する世界の状況を見据えるだけの人物もいません。

 

 


  日々…離発着する戦闘機には隣人の生命(いのち)が搭乗しています。

 

 


  無口な兵士たちをリスペクトしたいですね。

 

 


  世界は疲弊した経済の日本を特別扱いしてくれない時代へとはいりました。

 

 

 

 


  空港の北北東に位置する新設されたアラートハンガー(スクランブル機専用格納庫)。

 

 


  近隣国が日本を脅威とするのは兵器の有無や影響ではありません。

 

 


  民衆の堕落、人間たちが社会を穢し政治局面を乱す状況こそ危険視されています。

  北朝鮮ミサイル発射などの有事を招いているのは堕落した民衆の姿でもあります。

 

 


  私たち国民が隙のない高い倫理観ある人間たちであれば隣国は攻撃も侵犯もできません。

  誰しも偉くなくていい…立派なオトナでなければならないのです。

 

 


  世界は混沌としても…本来は国民が凛々しく優しければ防衛すら無用の日が訪れます。

 

 


  いつも現実から逃れ、フェンスの向こうに責任を押し付ける訳にはいきません。

 

 


  常に世界の兵器は進化し、空の自由は侵され一触即発の危険が渦を巻いています。

 

 


  まさに大鷲 …見事なまでの教導隊機による編隊飛行と空中機動。

  日本海沖の G戦闘空域” は、国内に13箇所ほどある演習空域でも最大の広さです。

 

 


  しかし高度な技術を切磋琢磨しても次第に旧態化していく戦闘機の運命。

 

 


  蹂躙して迫りくる危険”を空の彼方で食い止める自衛隊機にも新鋭機は必要になります。

 

 


  私たちの漫然とした日常は見知らぬ誰かの命がけの献身で保たれているのです。

  高めなければならない技術、そして国民すべての弛まぬ心”こそが大切なのでした。

  人を育まない国に未来はない、 だからこそ彼らに最大の敬意を込めて。

 


         私は純粋に飛行する乗り物の美しさが好きなのです。

 

 

 

 

 

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