キジ (雉子は、キジ目キジ科キジ属の野鳥)オスの体長は約80センチ
頭部から腹部まで青緑色に艶のある羽毛で覆われた大きな野鳥です。
目の周囲は赤い肉腫が特徴、褐色の斑がある背中と濃い茶色で翼と尾羽は茶褐色。
私も日本列島独特の個体種だと信じているんですが。
現在も『日本の国鳥』 派手さが色鮮やかで綺麗な姿をしています。
ホログラム処理される以前の一万円札にも裏面に描かれていました。
メスの個体はヤマドリのメスにもよく似ている地味な鳥。
冬の狩猟シーズンになるとハンターに獲物として狩られる運命のキジたち。
(基本的に保護の為にメスには銃も使用できません捕獲も禁止されています。)
私も幼少の頃は冬期に猟銃で撃たれた雄の雉子肉を食していた経験があります。
とても美味しいのですが…やや固め、鶏肉の味わいとは違いますね。
不謹慎ですみませんが。
(食べていると噛んだ肉から散弾の粒が出て来た事も…)
原産地がユーラシア大陸であるコウライキジ…という種類があるそうです。
元来はキジが生息していない北海道、対馬、南西諸島へと狩猟目的で放鳥され
野生化しているそうなんですが、いまだに実物は見た事がありません。
ケーン! という鋭い鳴き声が聴こえてくるのはキジでしょう。
縄張りを意識したオスの声ですね、繁殖しても子育てはメスしかしないようです。
山間部や林、農地や草原(撮影地)などが生息に適した土地なのです。
農地で働く人が草刈りの作業中に巣と小さな卵を見付けたなんてお話しもあります。
自然のまま …そっと見守っておきましょう。
羽ばたきながらの飛行は…あまり得意じゃない印象があります。
尾羽根は長いのですが翼そのものは小さいですね。
ほんとうに立派な姿で、猛禽類以外では草原の王者の風格も十分でしょう。