2016年 6月2日(Thu)
MRJ 次世代リージョナルジェット機 (Mitsubishi Regionaljet)
三菱航空機が開発している飛行試験機1号機が能登半島で着陸するかもしれない。
その情報を知って時間調整した私は、一路 『 のと里山空港 』 に馳せ参じました。

到着すると、既に空港のエプロン(駐機場)で美しさを放つMRJ”に溜息。
航空機が大好きな私は、今シーズン名古屋方面への遠征でMRJ”を見てみたい!
新年の抱負は、意外なカタチで叶ってくれました。
40年という歳月を超えて再び日本人が誇れる翼のロールアウト。
純国産技術による旅客機の製造は、ファンならずとも夢でした。
本年3月、遠州灘や太平洋ではなく初の日本海上空における飛行試験が行われました。
のと里山空港でもタワーフライバイ”など上空通過テストがありました。
飛行テストも随伴機を伴わず MRJ単独による飛行試験が実施されていました。
最高高度 3万5,000フィート (約1万500m)
最大速度 マッハ0,65 (25ノット、約450Km/h) 到達をクリアしています。
順調な仕上がりですね、いまや紅いストライプが特徴の試験2号機も存在しています。
飛行中の安全機能を確認する飛行試験では、電子機器や緊急用発電機の動作確認。
また片側のエンジンが異常停止した場合も想定し飛行能力が検証されています。
航空業界の新星として胎動する日本の麗しい翼に希望が集まります。
世界を視野にいれても最高水準という運航経済性を実現する快適な客室空間。
、 地球環境に優しい機体、それは適用された最先端技術による次世代設計の賜物でした。
リージョナルジェット(短距離輸送用ターボファンエンジン搭載航空機)の可能性。
MRJの存在は、航空機のグローバルスタンダードを進化させていくでしょう。
三菱航空機の根幹にある指標は、高性能・高品質への飽くなき追及と拘りでした。
永く培かわれた経験に根ざす卓越した開発技術が昇華する時がきたのです。
飛翔する遺伝子のルーツは妥協を許さぬ安全品質ということでしょうか。
飛行試験機と思えない程の洗練したボディシェルの滑らかさと完成度。
これが量産機として世界中の空を飛ぶことに情熱をかけた技術者の魂が輝いていました。
今回の詳細は、写真と一緒に後日掲載させていただきますね。
興奮冷めやらぬ内にレポートさせていただきました。
MRJ …という私たちの未来に対する既視感のようです。
フライト先に地方のコミューター空港である『 のと里山空港 』を選んでくださって感謝。
ありがとうございました。

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