全国からサクラの花便りが寄せられますが。
金沢では…都市の間近にある卯辰山の自然環境で美しい桜並木が開花しています。
これから満開を迎える北陸の桜たちです。
金沢でも卯辰山は神社仏閣がとても多い場所になりますね。
この山麓寺院群は、戦国時代を背景にした防衛拠点として配置されたようです。
奈良の春日大社の分社として創建された小坂神社は、養老元年(717年)に遡ります。
その所在地は卯辰山の北西麓に面しています。
対する敵は、加賀一向一揆であり 西暦720年の一揆などでは焼失しています。
前田利常様の時代である寛永13年(1636年)には再興されています。
以後は守られながら戦時中の被災もなく、旧い礎石など貴重な石造が残されました。
俳人の松尾芭蕉翁も奥の細道の折りに参拝していかれた句碑があります。
現在のような金沢旧五社である小坂神社の名称は1874年に改められてからです。
鬱蒼として茂る樹木ですが、豊かな植物相を伝えています。
神社境内の樹木は金沢市の保存樹林として指定される名所です。
こうして記されておりますが、拝殿から奧に…それは見事な朱塗りの本殿があります。
話題の茶屋街からも遠くない位置にある小坂神社さん。
是非その目で実物を拝見してくださいね。
祀られる御祭神は、経津主神、吡咩大神、天児屋根命、武甕槌神、饒速日命です。
もちろん境内の稲荷社から天神社でもお参りしてください。
都内の桜鑑賞はピークを過ぎましたが、北陸はこれからが綺麗です。
そして卯辰山は、歴史ある金沢の街並みを一望できる夜景スポットでもあります。
心和む春の宴をいたしましょう。
お願い☆ 記事の無断複製・転載はご遠慮ください(^-^)/。