皆さんは憶えていらっしゃいますか『ハイカ』
楽しいドライブやお仕事で、高速走行する際に使ったハイウェイカードのこと。
日本の道路関係4公団から 1987~2005年まで発行された磁気式プリペイドカード。
写真は、LOTUS ELITE(ロータス・エリート)
常磐自動車道から販売開始された1987年の秋から次第に全国に普及。
4つの道路関係公団の管轄から、後に民営化会社のNEXCO”などに広がります。
日本中の高速道路や主要な有料道路から地方道路公社を含む有料道路も使えました。
発売されてから実に様々な絵柄のバリエーションが生まれましたね。
世界の景色から名車シリーズ、あらゆる広告写真にも反映していました。
きょうは…コレクションしていた絵柄の一部をご紹介してみたいと思います。
E I Z I N”… 鈴木 英人さんのイラストレーション綺麗ですよね。
(真紅のポルシェのいるビーチ。 アメリカ大陸のライフスタイルを感じます。)
運転しながらの現金払いで釣銭受け渡しが円滑に出来て便利なカード。
金額が5000円以上のカードを購入するとプレミアム分でお得感あり。
遂に1995年には、磁気プリペイドカード最高額の5万円券も登場!。
そうなると悪い人間がいるもので偽造ハイカ(偽造ハイウェイカード)が出没。
世紀末の1999年に春爛漫の最中に発覚して大問題になります。
その年の暮れには対策として透かしからホログラムまで施行します。
ところが変なとこまで技術大国(悪)新デザイン発行後になっても…
磁気処理からホログラムまで模倣が後を絶たず横行する被害に。
名古屋城の雪景色って綺麗なのですね。 (1万円を払えば500円お得)
これだけ払っても太平洋のイースター島には行けません(笑)。
(5万円のカード購入で、8000円お得なプレミアム感は大人気)
あまりに偽造ハイカが横行したり、新たなインフラとなるETC搭載車の普及。
遂に2005年の9月にハイカの販売は終了しました。
翌年、道路公団が民営化され4月1日をもって廃止されたのです。
(ちゃんと払い戻しされましたか?)
やはり道路関係~世界の名車シリーズが良さそうですね。
E I Z I N … 鈴木 英人さんのイラストは、西海岸の風を感じさせる…
色彩のコントラストを実線の細いラインで描く独特の画法がいいですね。
ハイカ…ではありませんが、もう一人のイラストレーターで大ファンの
わたせ せいぞうさんの作品 彼も鈴木さんのように九州の人(お生まれは神戸)。
お二人のイラストレーションは、絵のグラデーションをライン…実線で描くのが共通点?。
わたせさんの描かれる世界の清潔感と柔らかな優しいところが好きなのです。
欧米の文化がお洒落に描かれていて…ハートカクテルなど人気作ばかり。
ハートカクテル 動画ありがとうございます。