海の見える…病院には、潮風のメロディーが似合う♪
ここは近年、新築された能登半島の七尾市にあるホスピタルです。
2階ロビーまでの吹き抜け空間から眺める湾の美しさに癒された方は多いでしょう。
お気に入りの病院なんですよ。
きょうご紹介するのは、恵寿総合病院(けいじゅそうごうびょういん)です。
正式には、社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院
石川県での医療機関として、その名を知らない人間はいないほどの重要拠点なのです。
能登半島では貴重な3次救急体制をとる規模の民間病院なのでした。
そして若い医師の卒後臨床研修指定病院でもあります。
2013年の秋…10月 恵寿総合病院の本館(223床)は新築されました。
11月には、恵寿総合病院創立80周年記念式典も開催。
ますます地域の市民に愛される総合病院として活動しています。
現在の施設全体で一般病床は、426床になります。
高バランスな医療機関として見本のような構成に見習うことばかりです。
開放感ある新館エントランスホールの様子。
救急病院として、能登北部(奥能登)からも受入患者たちに親しまれています。
質の向上への取り組み、この病院ほど至誠を感じる場所はありません。
年月を重ねて能登の人々を守り続けてきた旧館と比較にならないほど洗練されています。
高度な最新医療システムや医師たちの技量、心遣いも繊細な看護の素晴らしさ。
徹底して無駄を廃し、各科のレイアウトも理想的。
『臨床研修指定病院』について。
それは、医学部を卒業後、医師免許を取得した研修医が卒後の2年間励む修行場ですね。
初期研修では基本的な実技から知識を深め体得していきます。
ここは若い医師が医療経験を積み、己の腕を磨く環境を提供している病院なのです。
ようやく研修医(勤務医として)が雇用契約を交わして受け入れてもらいます。
もちろん厚生労働省の審査済みで指定された病院という訳です。
(写真は、恵寿病院の懐かしい旧館です。)
移動は新設された空中回廊により新館エリアまで繋がっています。
道路を挟んだ新旧の病院建築物や能登地区では初となるPET-CTセンターなど
この周辺一帯は、いまや恵寿病院関連の医療施設が立ち並ぶ医療基地化しています。
先進の医療体制は経営にも波及する。
早くからI T化にも着手して高い実績を誇っています。
以後、オーダリングシステム、そしてバーコードを用いたグループ全体のオンライン化に
応用展開しながら、情報の共有化とネットワーク拡充を図りました。
(2001年当時から、会計方式のグローバルスタンダードに成功)
国内の病院では異例と思えるほどの先鋭的な取り組みで驚かされます。
病院の側面には、ER(エマージェンシールーム)があります。
日夜、周辺自治体に属する総合病院からも救急車が到着する救急センター。
重症度の高い患者さん受入に定評ある医師チームが待機しています。
地域医療を担う医師たちの養成を支援することはとても大切なテーマです。
大学からの医師派遣のシステムを守ることも必要なことですから。
地域の拠点病院は、慢性的に医師不足(看護師も)の状態にあります。
今後の課題は、臨床研修医や専門医の養成から勤務環境の改善など多岐にわたります。
そうした啓発は、患者となる私たちにも強く感じるものですね。
ほんとうに景色の美しい地域の病院でしょう。
能登に訪れると、思わず入院したくなりますよ。
彼方に横たわる能登島の景観が素晴らしい。
そうです、あのイルカたちが棲む海なんですから。 クリック
いつか絵本の中で見た空…♪
パステル クレヨン散りばめた不思議な世界
ずっと…あなたは同じ色の夢 …探し求めていく人と信じてたのに…♪
(岡村孝子さん 風は海から♪)
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