
角虎の尾(かくとらのお)は紫蘇科の花。
フィソステギア…という学名をもっています。
(Physostegia)
北米バージニア州原産の多年草で、毎年花を咲かせます。
旺盛な繁殖力で増えていきますが、茎の枝分かれは少なめに見えます。
あまり世話などしなくても綺麗に咲いてくれる花を植えているのですが…
花言葉には、望みの成就や達成、希望とか素直さの意味があるそうです。
秋海棠(しゅうかいどう)は、ベゴニア属で中国原産。
丁度、夏の終わりから秋の頃が開花時期で、まだまだ庭で咲いてくれますよ。
淡い色合いの花が綺麗で、花弁の黄色い感じが可愛いです。
江戸時代の初めには中国から長崎を経由して本土に広まったようですね。
物憂げ…というか、下向きに咲く特徴が恥らいあるようで…不思議な雰囲気。
葉には、シュウ酸を含んでいますから人体に入ると毒性もあります。
秋の季語で、この花の別名は『瓔珞草』(ようらくそう)というらしいのですが。
花言葉は、片思い…とか、悩める恋、自然を愛でる、などがあります。
中国には、とても美しい女性と、彼女を愛した男性の辛く悲しい恋のお話もあるのでした…。
擬宝珠(ぎぼうし)は、百合科でギボウシ属になる花。
普通は真夏あたりまでが開花期らしいのですが、自宅の庭では…いまも咲き頃?。
どうやら強すぎる太陽光線が苦手という?美肌の女性のような特徴も。
寺や神社で、伝統的な装飾の擬宝珠(ぎぼうしゅ)に似ている姿から名づけられたようです。
(電工の圧着端子…ギボシ、あの名前の由来も?)
これは朝鮮半島以北が原産地の植物なんですね。
いまは欧州でもガーデニングには人気のある花(向こうは夏も涼しいでしょうから)
花言葉には、静かさ…穏やかで静かな人物、そんな意味があるそうです。
無花果(イチジク)は、クワ科の落葉中高木です。
旧約聖書の一節には、エデンの園を追放されるアダムとイヴの物語がありますが。
知恵を得た彼らが…全裸が恥ずかしくなり、陰部を隠した葉っぱがイチジクだといいます。
中国では『映日果』とも書かれるそうですね。
日本では『無花果』と書くイチジクですが、花は無いのではなく、肥大した花托の内部に細かな花が並んでいるのです。
原産地は中東の周辺で古くから栽培され、トルコやコーカサス地方にも播種していきます。
イチジクは古代エジプト人も食し、古代ギリシアにも好まれました。
永く乾燥地帯では貴重な滋養の元として珍重され、17世紀に日本まで伝わりました。
南蛮の果物?だったのですね。
花言葉は、フランス風には…感謝や謙遜、おもてなし。
英国では…証明という意味にも解釈されるようですよ。
(ほとんどの実は収穫したので、まだ熟さない実の写真になりました。)
韮(ニラ)は、百合科でネギ属となる花。
アリウム…という学名をもつ植物ですね(旧くはニンニクの意味をもつ言葉が語源)
こうして見ていると白い小さな花は品があります。
花言葉は、…星への願い、多幸などがあります。(星の瞬きにも似た花だからでしょうか?)
今年も涼しい秋の空気に触れて、美しく咲いてくれる庭の花々。

心が和らぎますね。

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