小林一茶さんのお墓参りも無事に終わり。
一茶記念館の美人学芸員さんに教わった一茶の奥深い俳諧の世界に感涙。
(もしかしたら、黒姫の生まれ変わりでは…)
我々には到底…成し得ない苦労の人生を歩みながら、彼の俳諧は昇華したということです。
名物?ねこ館長の『うみ』様と記念写真を撮りたかったです…。
今回は、見事に会えませんでしたにゃん(通訳^^)。
五…七…五、僅か十七文字に秘められた、そこは深遠な小宇宙。
デジタルでは表現できぬ洗練された言の葉が躍動と静寂を開放していく。
季語は、その季節の風情を…さりげなく表して
かすかな水音や風のざわめきまで…美しい音階のように紡いでいく自然を愛した。
一茶により、俳諧という自由な言葉と日常の精緻な視点から成る芸術性は
既に江戸時代に完成の域にあったのでしょう。
いつの世にも心の拠りどころはあるもの、俳句のリズミカルな印象は砂漠を潤す雨のようでした。
さて、時系列的には少し戻りまして…、一茶記念館の開館時間まで取材させていただきました。
JR『黒姫駅』です。
すごく素敵過ぎる文字~最高の駅名看板でしょう。
これをお土産品プレート(小さくして)にしたら大人気間違いなしです。
反対側のホームに渡る連絡路…『雲の峰通路』…とてもいい響きです。
駅にも一茶の句碑はありました。
『蟻の道 雲の峰より つづきけん』 一茶
これは文政二年 彼が 五十七歳の頃に詠まれた句でした。
蟻の道は、どこまで続いている。 あの夏雲の峰まで続いているのではないか
そんな童心の一茶、驚きの句であります。
The ants path Does it not reach
To yonder cloudy peak ?
またしても出会いました。 木彫りのオブジェを発見です。
観光案内所を指し示すクマさん親子。 ほのぼの~
一茶の里ガイド
この駅に降り立ち、信濃の旅を始める人々には最適ですね。
信濃町観光案内図
野尻湖の透明な湖水は必見です。 ここ信濃は蕎麦も美味しいところですよ。
ホームから見た、駅長室横の大きな駅名。 黒 姫 駅
…こうして独りホームに立つ。
山口百恵さんの~『いい日旅立ち』♪ 聴こえてきそうです。
遠い…線路の彼方、どんなことが待っているのだろう。
幾多の歳月、若者たちは夢を抱いて故郷から旅立ったのでしょうか。
過疎が進む…地方の憂鬱もあるでしょうね。
駅を利用する若い学生さんの姿もありました。
時代は電車ですが、蒸気機関車が似合いそうな駅舎風景でした。
これなら大きくて~本物のニホンザルでも腰掛けられそうな珍しい?
サルノコシカケ…ほんと日本人は名前をつけるのが上手ですね。
話題の最新型 E7系新幹線 あさまで行く東京・横浜。
首都圏も身近になっていきます。
JR東日本 信越線発車時刻表
ぐるっと3館めぐり
駅の待合室。一茶記念館、野尻湖ナウマンゾウ博物館、黒姫童話館など観光スポット。
駅の公園広場には、綺麗に花々が咲いて楽しませてくれました。
なんだか幸福な気持ちになってくる黄色い花…

『旅でもしようか』
少しだけ心が♪ 擦り切れてきたから~ 一人で夜明けに♪この街とび出す~♪
僕だけの時間を~無駄遣い~しながら♪~ 時計を忘れた旅でもしようか~♪
道連れなんていらな~い~♪ 歌がひとつあればいいさ~♪(略)
(大塚博堂さん歌)
帰り道の観光物産館で購入したお土産はというと…
信州の野山で新鮮な摘みたての蕨(わらび)です。
ほら、とっても柔らかで美味しそうでしょう。
一茶生誕の信濃町、素晴らしい里山で発見も人の温かさもいっぱいでした。
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