首都高速が渋滞なんかしていると…ゆっくりと進むクルマの列で時間のことなんて考えますね。
かつての人類は、惑星である環境…地球の自転や公転をもとにして、1秒ごとの長さを測っていました。
しかし、高速道路の様に地球の動きも一定ではないですから、常に時間には微小な揺らぎが生じていくのです。
まるでスローモーション映像のように…時計がダリの描くシュールリアリズムのように蕩けてしまいそう。
時間は体感するもの、それでも1秒の長さというのは…?
セシウム原子が吸収と放出をする 固有の電磁波の周波数から定義されている国際協定があります。
1967年のこと、正確な時間を求めるために厳密な定義が求められました。
『1秒とは、セシウム原子の基底状態に見られる2つの超微細構造間での遷移における放射の91億9263万1770周期とする』
こうして国際協定によって『1秒という長さの定義』は改定されたのです。
1秒の周期は、919…
クイックな時間!
それ以後…、地球の時間観念は変わった。
世界中の原子時計の時刻を加重平均することによって得る『国際原子時』。
国際度量衡局が決定しているのが、世界の時間という概念のおおもとの基準となりました。
地球の共通した時間は…『刻』という共通語でしょう。
ただ、依然として暮らしている私たちは『地球の自転が1日、公転を1年』としています。
知らずに、感覚的には宇宙…天文時をもとにしながら日常生活を送ります。
正確さを追求された原子時の示す時間には殆ど誤差などない一方で…
実際の地球は、自転速度が少しずつ遅くなっているため、このままでは天文時の1日の単位が原子時より僅かづつ…年々長くなってしまうのです。
誤差として生じる…『天文時』と『原子時』にある差が0,9秒以上を越えない様に
…数年ごとに『うるう秒』がを挿入され調整がなされます。
こうして決められた『協定世界時』
それは原子時を天文時にあわせた調整がなされたもので、これも国際度量衡局により決定されます。
イギリスのグリニッジ、日本なら明石など…世界各国の標準時を決める基準となります。
現在の協定世界時は、国際原子時に対して若干違い…32秒遅れています。
道路渋滞でも遅れを取り戻そうとコース変更しようかな?と思います。
もしかしたら人生においても修正したい人はいるのかな。
マクロに、巨視的な視点では些細なことなんですが。
これくらい読みきって計画をたてているものです。
(時間と共に街が造られ、人の生死がある。)
そんな気持ちは、むしろ静かに穏やかに落ち着かなければ見切れませんね。
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