そうですね、鍋の火加減は大切ですよね。温泉


かに座 名物の加能ガニ~は美味しい海の幸なんですから。



お料理のほかにも簡単なお話しも~しましょうね。











茹で具合は大事ですけど、今回は『変形性膝関節症』について考えてみましょう。


この症状は…まずは患者さんが診察室にお入りになる際の歩行?。

歩き方を観察するところから始まります。


たまたま患者さんを廊下で見かけて、その歩き方から…症状を窺い知ることもあります。

(確かに、急性期ともなっていれば、誰の目にも?明らかに歩行に困難は見られます。)



些細なことから気付くことは多いのですけれど。


クラークで、お話しする患者さんの声が聞こえてくると…、問診で痛みの状態や生活面のこと受診の履歴など判ってきます。


そういえば、別の診療科~付近で見かけたとき、既に辛そうな歩き方だったな?と思い出すことも。


では…待ち合い室から診察室へ。

視診(見てみる)、触診(触れさせていただく)で患部(足)の変形から腫れているか?、膝の曲がり具合から、どこが痛むのか…

お話しを聞かせていただきます。


患者さん本人も原因を振り返ると曖昧なことが多いので、注意深く問いかけは分かりやすく。



問診から、視診、触診により症状が把握できたら…


(ちなみに痛みの急性期には患部を冷やし、慢性になると温めるほうが良いと?なりますが、出来るだけ専門科で受診しましょうね)


X線撮影』そして『関節液検査』など、詳しい検査の結果で診断されます。


(思わぬ病気?の場合もありますから、我慢しないでください。)



痛み止めに内服薬、膝関節内にヒアルロン酸製剤を注入する薬物療法などで緩和します。



         
変形性膝関節症の治療法




温ためるか、冷やすか?


関節炎による痛みを少しでも和らげたい、その炎症を鎮めるためには…患部(膝)を温めたり冷やしたりすることで効果は得ます




変形性膝関節症』のような慢性の疾患の場合、一般的には患部を温める温熱療法で血流などを促すことが適しているのですが。


急性期のように、膝の熱っぽい腫れている痛みには…やんわりとした冷却療法も効果的でしょう。



慢性的な症状では、日常生活となると、家庭で行うなら『温熱療法』として入浴~お風呂に入って患部を温めること。


市販の温湿布も使えますしホットパックによって患部を暖める方法も良いでしょう。



【但し自分だけで判断せず、なるべくは病院にいらしてください】



また、日頃から注意のためサポーターを当てて患部を冷やさないようにすることもいいでしょう。


まず最初は、医師に相談してから始めましょう。


症状にもよりますが、こうした療法が効果を示さないこともあるのです。



次に『運動療法』ですが、それには2つの目的があるのです。




まずは症状を緩和すること。



適度に身体を動かすことは、滞りがちな血行を改善して患部を温めるため痛みの軽減に効果的。

なにより関節の動きを滑らかにする効果があります。



次に大切なのは、病気の根本的な治療になるのですが。


身体を動かしたことで血流がよくなっていく、つまり関節部分にも栄養分がスムーズにいきわたります。


そうして炎症を起こしている原因となる物質(老廃物)を自然に排泄する手助けになるのです。


こうすれば徐々に再生していく細胞の活発な働きを促進できます。


つまり辛い病気の進行を食い止めたり、再発する危険を防ぐことを患者さん自身で行えるという訳ですね(理解と協力です)。



もちろん治療効果まで期待できるのですから、常に前向きに医師と二人三脚で歩いていきましょう。


内面の明るさポジティブな気持ちは、抵抗力の向上にも!】


そんな良好な運動療法ですが、ご自身で始めようと思っても必ず医師に相談してから行うようにしてください。


病気には、思わぬ落とし穴(ピットホール)が潜んでいますよ。





何億年も前から…骨は大事?











さて、変形性膝関節症という病の原因は、膝関節のクッションとなる軟骨が加齢などですり減ることや(過度の運動量なども)…周囲の筋力が低下するなどの要因となり発症しています。



【つまりは医療の知識があれば、ある程度の予防も可能なはずですね】



膝の関節に起きる炎症、負担が生じて関節が徐々に変形していくなど激しい痛みが生じる病気。


なにより中高年の方になると多くなる病気です。


とりわけ女性の皆さんに多く発症する傾向で、50歳以降になるにつれ…患者さんの数が増えていくのです。


現在のように医療費が上がる以前から、病院で訊ねずに患者さんは我慢しながら家庭内で痛みの緩和を待っていたせいでしょうか?。



(働き者の女性、それも意志の強い人々に症状が悪化するまで受診できない…という残念な一面?は地方社会の高齢者に多いのです。)




発病初期には、偶然…痛みがすぐに治まったと思ったり、強い痛みなのに年齢のせいだと諦める人は、どうしても病院を訪れなくなるという現状です。


【二足歩行する人間ですから、重力により…普段から膝の部位にかかる体重の影響は大きいでしょう。

適切な知識があれば、ある程度は労りながら予防していけます。】




変形性膝関節症は、誰しも発症すると…それ以前の健康な膝に戻すことはできませんけれど

早く適切な治療を受けることで確かに症状の進行は遅らせられます。



そして普通の日常生活を送ることは難しくありません。



 
①初期に感じる症状…朝起床して、膝に違和感を覚える。

睡眠時、仰臥位から~朝目覚めて歩き始める瞬間の『膝にくる違和感』こそが最も早い自覚症状です。


まだまだ~この段階では、膝に力をかける動作で痛みが出ていることもありますが、こうした痛みは長続きしませんから軽視しがち。


緩急の差により痛みもなくなるような場合が殆どでしょうね。


当然ながら、症状の進行度合いは各人により様々です。


朝からの違和感のみが~ずっと続いても、変形性膝関節症を発症しないで済む幸運な人もいます。













②中期の症状では…既に症状が簡単には治らない。


大半の患者さんは、初期症状を放置しておきやすく、徐々に進行していく症状の悪化に悩まされることになります。


この時点で、はっきりと痛みが自覚できるようになりますね。


次第に…膝が完全に曲がりきらない、伸びきらないという状態が進んでいきます。

そうなると正座したり、しゃがみこむような動作が明らかに苦痛になっていきます。


家庭でも街でも階段の上り下りまで辛く、特に辛く感じるのは下りでしょうか?。


それは患部に炎症が起きてくるため、見るだけでも膝の周辺が腫れが判るでしょう。


この炎症による発熱後…浮腫(むくみ)と熱感をともなうのです。


違和感が酷くなると、膝に水が溜まって膝が張っているように重さやダルい感じもでてきます。


かなり悪化している段階です。

明らかに症状として、膝の変形がひどくなり…そして膝へと力のかかる動作をすれば途端に…コリコリ…とかグリグリ…などと表現したくなるほどの軋轢音を直接に受ける感覚に苛まれるでしょう。

これは実に不快な痛みです。





③末期の症状となれば…さらに痛みに苦しみます。


この段階に達すると、日常生活にまで大きな支障が起きるほどの痛みとなります。


それにより、行動の制限は増加して、通勤や仕事、街に買い物に行くのも不便になるなど、単純な社会活動も思うように出来なくなっていきます。


こうして患者さんは、活動範囲が狭まり、遂には対外的な外界からの刺激が少ない生活に移行せざるを得なくなり…溜まるのはストレスのほう。

最悪の場合、QOLの低下を余儀なくされて…仮面鬱病?、うつ状態に陥ることさえあるのです。

深刻なのは高齢者の生活です。 こうした屋外に出られぬ生活は…コミュニケーションの減少を招きます。

外的な刺激が低下し続け、患者さんの痴呆の症状として現れてくる人もいます。


こうなると骨の変形も相当なもの…、変形した関節は外見的にも判別できるほどになります。




変形性膝関節症を大別すれば…2種類の特徴。

段階を追えば、『一次性』の症状と、『二次性』の症状に大別できるでしょう。


変形性膝関節症が発症するのは…衰える筋肉や肥満、無理に過重や負担などのかかる動作といった複雑な要因が絡み合うからです。

これらが膝への負担となり、膝の関節軟骨は…すり減りながら発症します。


そんな原因が明確な特定できないものを『一次性変形性膝関節症』と呼び。

負傷や病気など原因が…はっきりとしたものは『二次性変形性膝関節症』。


(手術して、チタニウム製の人工膝関節置換手術もありますが、まずは予防)



負担の低減は、若い年代からの運動負荷そのものに影響されるのです。


医師だって?そんなこと考えずに少年時代を過ごしてきてます(笑)。


健康トレーニングのつもりで継続していたスポーツが、実は不具合の原因で急死なんてよくありますよ。


貴女の健康は誰も保障してくれません、他者と自らの違いを知ることから始めましょう。


将来のために身体の機能を知りながら、適切な予防や治療で健康な生活をしましょうね。





  かに座 さあ 美味しく茹で終わりました。かに座







丈夫な脚部と筋肉は、血圧の安定にも寄与しています。

健康って永遠の願い。