PORSCHE.
そのルーツは1930年頃、技術者(科学者)フェルディナント・ポルシェ博士により設立されたデザイン事務所とも言われています。
初期にフォルクスワーゲンの1号車を世に送り出したのもフェルディナント・ポルシェ博士。
1948年9月 … 息子のフェリー・ポルシェが開発した『356』であるが …
真のオリジナル・ポルシェとは『64型』、即ちポルシェの『タイプ64』でしょう。
公証では、『356』こそがファーストポルシェ。
(1131㏄空冷フラット4のOHVエンジンは40ps/最高速140km/hで疾走したアルミボディは車両重量585kg。)
3台が試作された『64型』は … 忌まわしいナチス政権下で生まれた背景から秘匿されているようです。
ドイツ南西部のシュツットガルトといえば、ストラトブール(仏アルザス地方)などの拠点までも1~2時間で移動できる交通の要所。
欧州では、ビジネスライクなクルマの使い方。 CEO自らがアウトバーンを走り国境線を越えて隣国まで移動するシーンなんて日常茶飯。
より速いクルマは、そうしたニーズに対しても必須条件を満たすでしょう。
まさしくポルシェは、白い巡航ミサイルとでも形容すべき純粋なスポーツモデルを継承するのです。
東京モーターショーでも『パナメーラ ターボSエグゼクティブ』などがワールドプレミアを迎えました。
最速の誉と贅沢を極めたグランツーリスモシリーズは、最高出力570psで310km/hにまで到達できるポテンシャル。
ポルシェの精密機械としての本性は、スピードのリビドーを裏切りません。
この会場で、私を魅了した一台は、世界で最も成功を収めているレーシングカー。
『ポルシェ 911 GT3カップ』 … 黒を基調とするインパクトあるデカールも最高です。
911 GT3カップ.
カスタマー向け競技車両として『ポルシェ911GT3 カップ』は、1998年以来累計2400台を超える生産数のモデルです。
ロード(公道)もこの仕様で走行できたら、そう夢想するオーナーも少なくないでしょうね。
世界のスポーツモデルから標的とされるカリスマ性が滲み出します。
後輪駆動でリアには水平対抗エンジンを搭載するお馴染みのポルシェ。
ノーマルでも世界最速級のハイパフォーマンスカー。
元来 … 後輪に集中する重量配分は、リアホイールに過重をかけて驚くほどの直安と加速性能が虜にさせるポルシェフィール。
古典的とも言えるディメンションは、21世紀に於いても輝きを失いません。
いつも新たな気流を巻き起こしていく、時代のストリーマー。
911シリーズも1963年に発売され、改良を重ねながら深化しているのです。
『ニュー911 GT3カップ』は、ベースの911 GT3による競技車両。
ツッフェンハウゼン(ポルシェの主力工場)のスポーツカーアイコンで、第7世代ベースに開発されたレーシングカーの雄。
レーシングコンストラクターとしても最強のポルシェ。
ル・マン24時間耐久レースなど、世界の耐久レースを席捲してきました。
あのパリダカすらも制しているロスマンズカラー・ポルシェの姿を思い出します。
そのアスリート直系ともいえる存在が牙城を崩される日はやってくるのだろうか。
きょうもテールを拝ませ続けられる … 。
ライダーにとっても公道で『ポルシェ』は特別な存在ですが。
2014年シーズン・ポルシェ・カレラカップ・ジャパンで使用のニュー『911 GT3カップ』
先代モデルとの比較でも10ps上回る最高出力460ps(338kw)/7500rpmを発生する3,8リッター水平対向6気筒エンジン搭載。
フラット6のバランス良さは、名刀の如き切れ味でしょう。
ポルシェのカップカーとして初めてステアリングホイール装備されたパドルシフト6速ドッグタイプ・ギアボックスが後輪に伝達するパワーは圧倒的。
レースレベルに対応できる強度を得たのでしょう。
マニュアルからシーケンシャルへと … 時代の流れ。
(シーケンシャルは、仕組みはマニュアルと同じですが、変速を機械的に行います。)
日本に於いても『ポルシェ』とは高級スポーツカーの代名詞。
羨望の的であり、圧倒するスピード世界の象徴のようです。
いまこうしている間にも研究開発部門の『ヴァイザッハ研究所』では画期的な性能のマシンが誕生しているのかも。
魔性の技が重力を振り切る刹那!
いまさら説明など必要としない雰囲気のポルシェブース。
そのエンブレム(紋章)は、見慣れていながら由来を知らない。
本社の所在地シュトゥットガルト市とバーデン(ヴュルテンベルク州)紋章を組み合わせたものです。
エンブレムの跳ね馬は、シュトゥットガルト市の紋章から。 外側の左上と右下の模様はヴュルテンベルク州の紋章に描かれる鹿の角のイメージ。
英知を表わす右上と左下の赤い縞。
そして豊穣を表す … 黄金の麦色なのだそうです。
(さて跳ね馬は、右向き? 左向き?)
マカン ターボ.
ポルシェといえば創業以来、2シーターを主流としたスポーツモデルの匠。
それが市場開拓、世界的にポルシェネームで人気を博したSUVの『カイエン』が魅せた万能ぶり。
『マカン』は、そのダウンサイジング版として登場しました。
そのセグメントは、コンパクトSUV初のポルシェとして名乗りを上げました。
全領域を凌駕せよ!。 舗装路から悪路へのアプローチで、ダイナミックパフォーマンスの基準を変えた。
典型的なポルシェ遺伝子の象徴となってきたハンドリング特性は冴え渡ります。
デザインは、SUVでありながらポルシェのスポーツ性を損なっていません。
『マカン ターボ』 3,6リッターエンジンが発生するは最高出力400ps(294kw)。
0 → 100km/h 加速タイム4,2秒。
燃費や環境性能でも如何なく発揮されるソフィスティケーテッドされた独の覇者は君臨します。
sophisticated.
911ターボS カブリオレ.
フェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェが設計を手掛けた大戦後のポルシェの面影を感じます。
20世紀、かつての開発コード『356』のシリーズは、実にスタイリッシュなスポーツカー。
同じくシルバーのボディーが似合うオープントップスポーツカーでしょう。
(いまでも新鮮なデザイン感覚ではありませんか。)
ニュー『911ターボ』の性能が発揮するドライビングプレジャーをインストールしたオープントップスポーツカーとして昇華。
911ベースとしたカブリオレとして頂点に立てるニューモデル。
911ターボ誕生40周年を記念する最新オープントップのモデルとしてアジアンプレミア。
初代911のデビュー以来50周年となる2013年、ポルシェ911ターボのラインナップも4種類となりました。
911ターボSカブリオレ、最高出力560ps(412kw)のフォース。
0 → 100km/h 加速タイム3,5秒、驚異の最高速度318km/h。
クールで、しかもポルシェらしさを具現化したままのシルエット。
環境性能には自信あり、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)基準の燃料消費量は、9,9リッター/100kmを示しています。
先代モデルに比べれば最高出力30ps向上、発進加速タイム0,2秒短縮。
全体で効率性の改善もなされていることに注目します。
スピードの化身、終わりなき進化の歴史
フェルディナント・ポルシェ … 彼からの手紙のように。
それはまた メッセージのように贈られる、革新に挑んだ男の思想でもある。
雨のアウトバーンで、夜明けのサーキットで繰り返すポルシェとの邂逅。
貴女にも伝えられる 『疾走』 という名の生き方がある。
日常にも生かされる彼らのテクノロジー
穏やかに 労わりながら 共に歩いていく未来への系譜なのです。
Ich habe dich germ. (イッヒ ハーベ ディッヒ ゲルン)
(私は貴女が好きです。)
Ich libe dich ueber alles.
(誰よりも 愛しています。)
Du weisst ganz genau dass du mir der wichtigste Mensch in meinem Leben.
(もちろん 貴女は私の人生で一番大切な人です。)
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