DD-109 護衛艦 ありあけ
三菱重工業長崎造船所にて1999年5月18日に起工
2000年10月16日に進水、2002年3月6日に就役しています。
演習弾のSSM-1B(国産の90式艦対艦誘導弾)を発射!
(それとも、ハープーンか?)
ロケットモーターを噴射して上空へ、ジェットエンジンに切り替え蒼穹の彼方へ飛翔していく。
亜音速に到達!!
海上自衛隊の護衛艦『ありあけ』
むらさめ型護衛艦としての9番艦となります。
旧日本海軍の春雨型駆逐艦『有明』、初春型駆逐艦『有明』
ありあけ型護衛艦『ありあけ』に続き日本の艦艇としては伝統ある4代目。
護衛艦『ありあけ』の就役は平成14年3月でした。
後部格納庫にはヘリコプターまで搭載可能とする汎用護衛艦です。
(SH-60J/ SH-60K哨戒ヘリコプターを搭載して任務にあたります。)
艦名『ありあけ』とは、月が残っている夜明け頃の『有明』を意味します。
(次第に昇る太陽の勢いのような隆盛を表す言葉が由来となりました。)
京都府舞鶴基地に司令部を置く第3護衛隊群第7護衛隊の所属艦なのです。
母港は長崎県佐世保なのですが、多くの乗員が熱血の九州出身だそうです。
海上防衛の任務に取り組みます。
主な武装は充実しております。
7mm62口径単装速射砲 1門 Mk15ファランクスCIWS 2基
90式艦対艦誘導弾(SSM-1B) 4連装発射筒 2基
Mk41 VLS 16セル、Mk48 VLS 16セル、68式3連装短魚雷発射管 2基を備えます。
Mk41垂直発射システム (Mk-41 Vertical Launching System)。
セル…とは、弾庫と発射機を兼ねたケース(ミサイル・セル)に装填されます。
1基8セルの単位で構成され、1基、2基、4基、8基というように配置。
それぞれ~8セル集めたものを1モジュールとしています。
全長151メートル 全幅17,4メートル 吃水5,2メートル
排水量は、満載で6100㌧
主機関 IHI LM2500ガスタービン 2基、 川崎スペイSM1C 2基
2軸推進、60,000ps (30ノットの速度で航行します。) 乗員165名
2013年7月、『DD-156 せとぎり』を僚艦としてソマリア沖へ向けて出航しています。
第16次派遣海賊対処行動水上部隊
現在も国際貢献として、ソマリア沖やアデン湾を中心に活動しています。
ソマリア沖やアデン湾の海賊行為に、勇気をもって航行する一般の船舶を護衛します。
自衛隊海外派遣の任務。 今回は海上保安官を同乗させた海上自衛隊の護衛艦が護る海。
日本は君達の帰りだけを待っている…