日本海に面した八幡神社の鳥居(明神系)越しに…水平線を眺めてみます。
穏やかな波間には物語も秘めているでしょうか。
小さな神社の境内を守る狛犬を見てみましょう。
木漏れ日の中、口を開けた良い表情です。
ここにも独特な阿形(あぎょう)の狛犬さんは、『玉取り』といって玉を押さえていますね。
ですが…どうして狛犬が玉を抱えるのか?よく解らないのですね。
吽形(うんぎょう)の狛犬さんは、『子取り』といって仔犬を足元に従えています。
いま紛争が絶えないエジプトや…インドに伝わるライオンに通じるイメージ。
朝鮮の高麗を経由して渡来した文化ですね。
古代エジプトやシュメール文明のスフィンクスなども知識の門を守る聖獣でしょうから。
それぞれ石工の職人気質で特徴ある姿をしているところ、同じ狛犬はひとつもないなんて楽しいですよね。
風雪に負けず神社を守る狛犬の凛々しさが清々しいですね。