FSX開発計画に消えた…蒼穹の翼は何処?







我が国では、防衛省の技研本部(技術研究本部)が推進するプロジェクトがありました。


有力な国内の航空機産業と共同開発を視野に入れた計画が存在したのです。



基礎全機遷音速圧力風洞試験模型、漆黒に塗装された流麗で先鋭的な機体をご覧下さい。


技術者、関係者が夢見た純国産支援戦闘機は…試作機すら造られぬまま。


それは将来の可能性として、航空機開発から乖離させられた戦後の枷を打ち砕き遙かな成層圏を目指した翼でした。


潜在的な日本の航空機技術の粋を集めたマルチロール・ファイター。




新世代FSX驚愕の名は、  『心 神』.







ATD-X(Advanced  Technological  Demonstorator-X)











以下は、あくまでも私的な想定ドキュメントです。



現在、防空任務にあたるF-2をさらに上回る高機動を目指す音速の戦闘機!


炭素繊維強化複合材を多量に使った重量の低減と、主幹構造の高剛性化で旋回性能で優位に立てる鮮やかな敏捷性を両立。


エンジンは最終的に単発の高出力ターボ・ファンエンジン化。


(最終的には機動性を飛躍的に向上させる疑似ベクタリング・ノズル採用)


まさに鳥瞰すべく…三菱電機製J/APG-1-AESA(アクティブ式電子走査アレイ)レーダーを搭載。


世界に誇る日本の電子制御技術を投入したアビオニクス(航空電子機器)で統合電子戦システム(IEWS)、レーダー警戒装置(ESM)で脅威の識別・警戒機能とECM、フレア、チャフによる脅威への対抗機能を統合制御することで効率的な電脳戦を進化させる。


複数の攻撃オプションを装備して対地・対艦攻撃能力を重視した機体とする。


運動性能向上技術(CCV)をAIで発展させ、飛行中の安定度を向上、操縦するパイロットの練度と技量による戦術差を低減する試み。


欧米の最新戦闘機と遜色ない空中での機動性を達成することは、あくまでも搭乗員の生還率を優先した思想からなるものである。


単座、複座とも圧倒的な操縦性能を獲得し、再び世界の指標となる日本。



過激なアジア周辺国の侵犯と戦争抑止、平和のための勇気ある力の具現化。





空対艦誘導弾(XASM-3)、短距離空対空ミサイル兵装で飛翔する『心神



配属は、三沢基地の第三航空団から…




はたして…それは荒唐無稽な夢物語でしょうか。










遂に待ち望まれた時代は来なかった。


激増する脅威に座して屈服する訳にはいかない。


こうして緊迫する世界情勢は、国土の防衛に…新たな翼を必要としている。



その秘めた可能性は、新時代に離陸する大和の精神性でしょう。






(私の過激な意見はほっときましょう~)








米国機F-16をベースに開発された現状の支援戦闘機の雛形は?






美しい…XF-2のモックアップ・モデル


現在、F-2戦闘機開発で試作された機体を忠実に再現しています。


(浜松基地、航空自衛隊浜松広報館エアーパークに展示されています。)








秋になれば、航空祭のシーズンです。


『エアフェスタ浜松2013』の開催が楽しみ!


いつだって空は心のように…つながっています。