多様性ある海 …相模湾といえば?


水深が200メートル以上となる海、それが深海なのです。


真昼でも…太陽光線が殆ど届かない暗くて水温の低い海の底。


そして大気圧と較べると…信じられない高水圧の世界が待っています。


ここでは、相模湾や駿河湾など深海底の領域にまで広がる内湾があります。


地球上にある海洋の95パーセントにもなる深海は…まさに不思議の海ですから。



ミツクリザメ 


深海に棲む鮫は、独自の進化をしているといわれますが。


しかし最大の特徴は、むしろ生きた化石と称されるほど身体や生態が古代のままという進化していないことです。


海外では異様な頭部と外観からゴブリン・シャークと名づけられています。


怪物のイメージは気の毒ですが、捕食の際など上下の顎ごと伸ばして噛み付く姿には驚かされます。


もっとも生きたまま捕食シーンを観測でしたのは近年のこと。


長い歴史のうえでは、主に死骸の姿から畏怖されたのでしょうね。


死骸といえば、ウバザメの腐乱死体が魚網にかかり…太古の海棲爬虫類と騒がれた事件もありましたね。


深海に生きる道を見出した種族の歴史?


最近、巨大さで有名な『ダイオウイカ』の生態が撮影されました。


ダイオウイカは、深海への適応が~それほど古くないらしく、浅瀬に棲むイカとも類似した特徴を備えているそうです。


いつ…どんな理由で彼等は深海に進出していったのでしょう?。


そういったことも考えると?まるで移民問題に揺れる人間社会のようですね。




深海には差別はありません。








ラブカ

昔から捕獲した漁師は、ラブカを伝説の大海蛇の仲間ではないかと気味悪がり…


大慌てで海へ捨てたそうです。


どうやら本来は水深600メートル近くに棲息しているという…ラブカ


なんらかの理由で水面近くに姿を現す深海魚や深海鮫の目撃談は珍しくありません。


ただ、急激な水圧差などのストレスや衰弱が原因で死んでしまうようですが。


生きたままの捕獲は極めて珍しいものなのです。


(もちろん~これらも標本)


海底で何があったのか?









ほんとうに不思議な深海の生物達。


白亜紀などの地層からも酷似した化石が見つかっていまして…


天敵から逃れ、隔絶されたような深海の領域では、静かに時が止まったかのように息づく生物が存在するということです。


そこは沈黙の世界…








大気の底…さらに深海へ


国内線航空機などの高度は…10000メートルを超え


富士山頂は、3776メートル。


高くなるほど、植物や動物の生存には適さない環境なのですけれど…


海面下…数千メートルという深海には、意外な生命の楽園があるのです。









DEEP  AQUARIUM.


深海環境水槽です。 技術の力で内部に水深2000メートル級の環境をつくりだします。









しんかいグッズ


ショッピング・コーナーでも買える魅力的なグッズの数々。


ペーパークラフト?の『しんかい2000』や『しんかい6500』などの模型もあります。







深海~JAMSTECとの共同研究を通じて、世界中の深海の不思議さを紹介しています。


新江ノ島水族館では、海洋研究開発機構JAMSTECと協力し、日本で初めてとなる深海生物の長期飼育法に関する共同研究を実施中。


共同研究の実施のため施設や研究室が設けられています。


とても困難な深海生物を長期的に飼育する技術開発も行い、その成果も公開されています。


深海の秘密を解き明かすのは若い君たち!!




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