海月(くらげ)の宇宙…と題したコーナーには、ふわふわ~と泳いでいます。
それにしても、海月って言の葉は…綺麗な表現ですよね。
海の水面に映る月のように~ゆらゆらと
クラゲは卵から生まれるとプラヌラと呼ぶ幼生になるのですが
小さな触手をもったポリプになり…と、幾度もの変態を経て成長していきます。
ストロビラ …エフィラと形を変えながら…海月(クラゲ)になるのですね。
海を漂うだけではなく、クラゲの丸い傘の周りに環状筋という組織があります。
これにより傘を~ふわりと開け閉めしながら遊泳していくことも得意なクラゲ
(カツオノエボシ…などは、体内にある浮き袋で浮遊する生活をしています。)
そんな身体の成分は95パーセントが水というクラゲさん
透明なゼラチン質の身体を~動かしながら~『ミズクラゲ』の群れが泳いでいます。
(一番たくさん見かけるクラゲでしょうね。)
クラゲ …って癒し系の生物ですから。近頃は、ペット扱いされていますけれど。
淡水が汚染されて河川にまでクラゲが異常繁殖したり…
日本海側でもエチゼンクラゲが漁業に深刻な影響を与えました。
あんな巨大なクラゲ達、最近は?どうなったのでしょうか。
発生元は中国の河川から海洋汚染によるものでしたけれど…
尖閣諸島問題より、日本漁業の被害を弁償してほしいものです。
さて、このクラゲのお名前は…『タコクラゲ』
丸い傘の下にある~8本の口腕から細長く長い棒状になる付属器を伸ばした姿をタコに見立てているようです。
日本近海にも棲息し、温暖な関東以南の海に暮らしています。
『パシフィック・シーネットル』
シーネットル(海の荊草)と呼ばれるほど~棘に毒があるクラゲです。
北米の太平洋側に棲息している種類ですが、日本近海では見られません。
(刺されるとミミズ腫れになるそうです。)
外国産という訳ですが、かなり大きなクラゲですね。
基本的にクラゲって常時~泳いでるのではなく、たまに~ふわふわ
それでも~見ていると活発に運動していますから、人間(観察者)が刺激になっているのでしょうか?。
海水浴シーズンは、毒のある『アンドンクラゲ』にも注意が必要ですね。
そうした毒といえば『ハクション・クラゲ』という異名もあるのが…
日本の沿岸にいる『アカクラゲ』でしょう。
この鮮やかな赤いクラゲ、死んで浜辺に打ち上げられ~乾燥しても
毒が風に乗ると~吸い込んだ人間がクシャミをするくらい強力な毒性なんです。
その昔、忍者が粉末の秘薬にして敵に投げつけていたとかいないとか?。
クラゲは見かけによらない…ですよね。 痛い触手の一撃に注意。
無数の刺胞には獲物を捕獲するための毒がありますから。
ふわふわ…紅いドレスのように優雅な姿なんですけれど。
こちらも~活発な泳ぎ方で魅せる『ブルージェリーフィッシュ』です。
なんだか肉厚なクラゲなので、ユーモラスな外見…かわいい姿で泳ぎます。
ゆらゆら~ゆらり~ふわふわ~ふわり~
一緒に波間に揺られて~泳ぎたくなるクラゲさんたち
この脱力感~不思議~生命体ですね。
7月20日(土)から、新江ノ島水族館では、『クラゲプラネット』という球形水槽を展示します。
海月の惑星…ですね。
特設のクラゲ・ファンタジーホールで、緩やかに水中を舞う~クラゲとの遭遇。
夏の江の島には楽しいことがいっぱい。
ぜひ~ご覧下さい。
新江ノ島水族館、紹介しきれない海月(くらげ)や魚もいっぱいです。
さて、毎月9日は~えのすい『クラゲの日』ということで募集していますよ。
えのすいトリーターがクラゲ調査・採集へご案内してくださるそうです。
江の島周辺 なぎさの体験学習館
フィールドではクラゲのポリプの観察も行います。採集後はクラゲの種の同定にも挑戦!
クラゲの生態について分かりやすく解説してくださいます。
(詳しくは、えのすいHPをご覧くださいね。 私も行きたいです。)
