某所にて、噂の昆虫さんと緊急会見。


シロスジカミキリは、漢字で書くと白筋髪切となります。(Batocera lineolata)


コウチュウ目(鞘翅目)で、カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。


日本列島に分布している~フトカミキリ亜科では最も大きな種類です。


南方系のカミキリムシで、雑木林などに生息しています。


この子は、かなり大きくてビックリ!。








シロスジカミキリ(Batocera属)って東南アジアにも広く分布してるんですが。


カミキリムシ類の中でも大型種の部類に入るんです。


カブトムシやクワガタにも~負けてない気がします。


拡大してみると棘なんかもあって…かなりゴツい姿をしていて強そうな感じです。









前から観察すると、複眼がデカイ!! そのまんま”仮面ライダー”顔してます。


(どんな世界に視えているんでしょうか?)


しかも下顎が発達していて~これは破壊力ありそうです。



イメージ的に髪切りじゃなくて、絶対に~噛み切りだと思うんですが!ガチガチ






ギンっ!! 迫力。    眼ヂカラの凄さに~ピンボケしました。






大まかに身体はグレー(灰褐色)っぽい色合いをしています。


前翅を見ると、その斑紋は黄色がかって分散していて、黒い粒状の模様が沢山あります。




頭部、首(胸)の背中にも2箇所ほど太い縦長の斑点が見られます。


こうした模様なのですが、死んでしまうと色に変わるそうで、白いすじ模様に変化する様から和名が決められたのかもしれませんね。


真横から観察すると、複眼の辺りから尾にかけて…太めの白い帯を引いたような模様もあります。








…こんな感じですね。







すごく特徴ある立派な触覚も…体長に比べて相当な長さをしています。


具体的に、どんな役割をしているのでしょうか?。


(触っても感じないようですし…)


触覚の節々は、竹というよりも~ユニバーサルジョイント的?に繋がっていますけれど。






気温が上昇すると共に、なんだか活発に…(逃げたいのかな?)。







幼虫時代は、樹木の内部で育つので食い荒らす害虫なのですが。


以前の記録映像で、オーストラリア先住民のアボリジニーが、カミキリムシの幼虫を捕獲して生で食べていました。


(やたらと大きな幼虫を上手に捕まえるんですよ。)


かなり栄養になり美味しいらしいんですが…乱獲で絶滅したとか聞きませんから、保存のバランス取れているんでしょうね。






子供には人気がないようですけれど…強面甲虫の王様!。



たまには昆虫と一緒に、ファーブる?のもいいですね。


長い触角をたなびかせ~弱々しいどころか、想像以上に強そうなカミキリムシでした。