またしても、縄文土器を発見しました!!
会津武家屋敷では江戸から幕末に生きた武家の暮らしを主に展示しています。
くらしの歴史館では、古代からの会津地方の遺物(縄文~古墳時代など)も飾られていました。
福島県立博物館に続き、ここでも貴重な土器や石器が拝見できました。
基本的に、東北は縄文の文化や系統が色濃く残る地方ですから…
アニメ作品である 『もののけ姫』の登場人物アシタカ少年が生まれた豊かな村も部族も東北だと感じますが…
縄文時代 中期の『火焔土器』です。
本物か複製かは解りませんが、非常に美しい見事な造形です。
(火焔土器の最高傑作は、東京国立博物館に所蔵されている縄文中期に製作された物。新潟県長岡市馬高遺跡から出土しています。)
なんて素晴らしいデザインでしょう。 思わぬ収穫でした。
これほど独自の意匠は縄文時代以外にはありません。
倭の国独特の芸術であり、いまだ解き明かされぬ古代の祀りの祭器でした。
主に新潟から長野の北部にある古代遺跡から出土する土器なので参考品でしょうか。
これは凄い収集品ですね。 展示品の細かな部分が撮れなくて残念です。
ディスプレイにも自然観を採りいれようと工夫があります。
野生動物のタヌキやキジなどの剥製も…当時から狩猟の対象ですから。
どう見ても本物のようですが…。 私は幕末よりも興味があります。
もしかしたら、多くの縄文文化や先住民も大和朝廷との軋轢によって破壊された可能性があり…
この会津が幕末に歩んだ道と似ているかもしれません。
人間は、侵した過ちを隠し…捏造して何世紀も支配権争いをしてきたのです。
北海道のアイヌ民族や沖縄の民など、差別と蹂躙の歴史がありました。
歴史の闇に封じられた謎を研究していかなければなりませんね。
決して派手さはないですが、貴重で珍しく、しかも実直な展示品がいっぱいで、学校の担任なら絶対に生徒に見せたいでしょうね。
ありがたい上人様の坐像もあります。
花は絶やさない… 合掌
学問にも造詣が深かった西郷頼母。
尊崇していた菅原道真公を自邸内に菅原神社を造らせ祀っていました。
この会津天満宮は、とても邸宅の敷地内とは思えない規模です。
斜面を巧く使い、参拝に登る石段も本格的なもの。
学問の神様、菅原道真公を祀る…この西郷邸も戊辰戦役で一度は燃え尽きた。
昭和になって再建され、再び遷宮されたもののようです。
雪深い厳しい季節を幾度も越えながら、人々を見守る神仏の里でもありますね。
会津武士により培われた…生真面目な凛々しさ。
郷土の伝統工芸品や銘菓など豊富に集めた~おみやげ品も優しい気風。
いろいろ買い求めてみました。
会津若松や福島県に対する基礎知識がないから~かえって歴史を満喫できました。
実に面白い、会津再発見の旅!!