ここは、金沢城… 外濠公園にある前田利家公の像です。
苛烈な戦国時代~安土桃山時代にかけ武勇の誉れある大剛の武将。
後に戦国大名となり、加賀藩主である前田氏の祖。
また、豊臣政権に於ける重臣の五大老でもありました。
若き日の利家公は…ワイルドでシャイな傾奇者!
荒子城(名古屋市中川区荒子)の城主であった前田利春の四男でした。
織田信長に小姓として仕え、青年期には赤母衣衆として従軍、槍の名手であったことから、その異名は『槍の又左衞門』。
後に柴田勝家の与力として、北陸の軍勢として戦い、能登一国23万石を拝領した大名となりました。
天正10年(1582)6月21日、本能寺の変により織田信長が明智光秀に討たれ政変が勃発!。
当初は柴田勝家側で賤ヶ岳の戦いに参戦、後には勝利した羽柴秀吉に臣従しました。
その後、豊臣秀吉の天下平定で活躍し、加賀国~越中国を与えられ加賀藩百万石の礎を築いた人なのです。(お松様と一緒に)
豊臣政権で五大老となった後、豊臣秀頼の後見人に任じられました。
秀吉の死後、次第に対立が激化していく武断派と文治派の衝突を案じて仲裁役ともなり奔走、権力闘争の最中に横行する徳川家康側を牽制すべく尽力しながらも、…惜しくも太閤秀吉の死より八ヶ月後に病死。
生存していれば、天下も違っていたはず。
その生涯を戦乱の世で闘い、疾駆した武将として偲ばれております。
さて、今年もきました!。
第62回金沢百万石まつり 百万石行列 平成25年6月1日(土)
北陸の城下町金沢の勇壮かつ華麗な祭り『金沢百万石まつり』
メインイベントの『百万石行列』は、約4時間にわたって繰り広げられます。
藩祖である前田利家公が、天正11年(1583年)金沢城に入城した再現、金沢の礎を築いた偉業を偲んで開催されます。
加賀百万石の伝統と文化を彩る豪華絢爛な戦国絵巻をお楽しみください。
百万石行列は、6月1日(土)14時20分より、金沢駅東広場前をスタートし、金沢城公園に入城します。
近年は、俳優さんに演じていただくことが恒例の…
『百万石行列』の主役となる、前田利家公役は、 松村 雄基 さん
前田利家公の正室、お松の方役は、 大河内 奈々子 さん が扮します。
そんなパレードですが、私は~お仕事で殆ど見学にはいけません。
皆さんにお勧めします。(ブロガーの皆さん、是非とも楽しいブログを宜しく。)
PR向けのホームページによりますと。
金沢百万石まつりの横断幕、~2015年春の北陸新幹線金沢開業を祝した横断幕に続き~
昨年夏のロンドンオリンピックで活躍した中川真依選手、松本薫選手、嶋本麻美選手、伊藤正樹選手、八木かなえ選手、岸彩乃選手達が行進します。
彼等は、ともに2020東京オリンピック・パラリンピック招致をPRします。
まつりの華~2013ミス百万石がオープンカーに乗って、ご挨拶します。
金沢市文化財に指定されている『加賀獅子』の見事な舞をご覧ください。
市内の49消防分団の団員、総勢540名の行列が、『加賀とびはしご登り』伝統の高所~演技の華麗さに注目。
そして、将来有望な『子どもはしご登り』もお楽しみに!。
続いては、神職に守られての利家公御神体のおごそかな渡御もあります。
徳川二代将軍秀忠の娘、三代藩主利常公に御輿入れした珠姫の行列。
珠姫と利常公役のお子さんは毎年公募で選ばれ参加します。
さて、華麗なパレードはド派手にキメます。
利家公の奥方で利家公とともに加賀百万石の礎を築いた『お松の方』
四代藩主の『光高公』、五代『綱紀公』と続きます。
加賀藩には、大名にも相当する御家来が多くいましたが、特に年寄(家老)は『加賀八家』と称されて、藩政を支えていた重鎮たち。
そうした八家老を中心に勇壮な武者行列を繰り広げます。(歴史ファン必見!)
パレードは、百万石行列の主役である前田利家公役の登場で、豪華絢爛たる時代絵巻を繰り広げます。
続くは母衣衆…母衣とは矢を防ぐため施された当時の珍しい武具の一種で、背中に立体的に布カバーを装着した球体。
(異様な迫力で迫撃し、馬上から攻めました!)
この母衣衆といえば、馬廻組の内でも特に勇敢な精鋭の武士で形成されました。
かつて織田信長には赤と黒の母衣衆がおりました。
利家公が織田信長に仕えていた時代、赤母衣衆の筆頭として武勇を轟かせたのは周知の通りです。
歴史考証と文化の香り高い感動の一瞬、貴女も百万石まつりを堪能してください。
(凛々しいお姿、傾奇くならば~天下に向けて傾奇いて候!。 前田慶次郞も加賀の武者。)
■ 時間 午後4時~午後6時.
■ 場所 金沢城公園. (三の丸広場)
百万石行列の最後は金沢城公園内(三の丸広場)で行われる入城祝祭!
加賀獅子舞いの拍子を愉しみ、アクロバティックな加賀とび~はしご登りで男度胸の演舞を繰り広げながら、行列もクライマックスへ。
金沢城のお松の方のもとへ、利家公が武者を従え入城し、勝ち鬨(どき)をあげるフィナーレ。
明治維新まで、百万石を守り続けた前田家も利家公と芳春院(ほうしゅんいん)様あればこそ。
芳春院様(前田まつ)は、戦国時代に、二男九女を授かり立派に育て上げた最強の女丈夫です。
(11人のベビーですよ、少子化なんて死語にしてくださいね。)
おまつ様が武将なら、間違いなく天下取りは達成していましたよ。
こうして、新たな金沢の繁栄を祝した壮大なイベントです。
進化する古都!!!
城下町金沢を彩る壮大な百万石まつり、お楽しみくださいね!。
(雨の多い金沢ですが… 当日は、晴れますように)